訪問看護ステーション
2025-07-01 11:31:53

子どもたちのこころを支える新たな訪問看護ステーションが開所!

子どもたちのこころの支援をする訪問看護ステーション



2025年5月1日、特定非営利活動法人プラットファームは神奈川県横須賀市に地域の子どもたちを対象とした訪問看護ステーションを開所しました。この新たなステーションは、医療的なケアを必要とする子どもたちだけでなく、精神的な不調や不登校の子どもたちにも目を向けた支援を行います。これにより、地域全体が子どもたちの健やかな成長を支える体制を整えることが期待されています。

子どもたちの現状と必要な支援



近年、日本では子どもたちの自殺者数が増加し、特に小中高生の自殺が深刻な社会問題となっています。2024年には約529人が自ら命を断つ結果となり、これは週に約10人が命を絶つという恐ろしい事実を示しています。また、発達障害や精神疾患が疑われる子どもたちの初診までの待機期間も長期化しており、医療へのアクセスが厳しくなっています。これらの問題から、子どもたちの「心の安全」を確保する場や支援が極めて不足していることが明らかです。

訪問看護ステーションの取り組み



子どもと若者専門の訪問看護ステーションは、医療と言う枠を超えた包括的な支援を提供することを目的としています。特に以下のような支援を行います。

1. 医療的ケア:人工呼吸器や経管栄養といった、特別な医療ケアを必要とする子どもを支えます。
2. 精神的サポート:不安やパニックに対する支援を行い、思春期の精神的な困難に対処します。
3. 居場所の提供:「子どもと若者の図書館」と提携し、子どもたちが自由に過ごせる場所を提供。静かに誰かとつながる支援を行います。
4. 家庭支援:児童虐待の背景を持つ子どもや不登校の子どもたちの家庭をサポートします。

訪問看護の利用は、必要に応じて医師や学校との連携を重視し、保護者の意向を尊重しながらアプローチします。地域での包括的なケアを実現するために、プラットファームは訪問看護の枠を超えた支援モデルを構築しています。

図書館と訪問看護の連携



訪問看護ステーションには「子どもと若者の図書館」が併設されており、ここでは子どもたちが自由に出入りできる環境を整えています。看護師が子どもと会話できる居場所として機能し、訪問看護と図書館の機能を組み合わせることで、より多面的なサポートを提供します。これは、家から出られない子どもたちが少しでも外の世界に出るきっかけを作ることに繋がります。

根ざした理念と未来へのビジョン



私たちプラットファームは、すべての子どもたちに「生きる場」と「つながり」を提供することを目指しています。今回の訪問看護ステーションの開設は、地域の子どもたちに必要な支援を届けるための新たな一歩です。今後は、このモデルを全国に展開し、医療と教育、福祉が連携することで、社会全体で子どもたちを支える仕組みをさらに強化していきたいと考えています。

お問い合わせと支援のお願い



この活動は非営利で運営されており、地域社会の皆さまからの理解と資金の支援を必要としています。訪問看護と居場所支援を組み合わせたこの新しいモデルが多くの子どもたちに届くよう、共に歩んでいただける皆さまのご協力を心よりお待ちしております。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人プラットファーム
住所
神奈川県鎌倉市御成町3-10鎌万ビル2F A
電話番号

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