ネクスフォージの新構想
2026-07-11 05:18:43

宇宙技術を建築分野に活かすネクスフォージの新構想「MICHIDAS」

ネクスフォージが目指す新しい建物外壁診断技術



福岡県福岡市に本社を構えるネクスフォージ株式会社は、宇宙ビジネスカンファレンス「SPACETIDE 2026」において、選考ピッチに登壇しました。このイベントは、宇宙関連企業やスタートアップ、政府機関、研究機関、投資家などが一堂に会する場であり、ネクスフォージはその中で代表取締役社長の入江展親氏が、「MICHIDAS」と名付けられた建物外壁診断システムの構想を発表しました。

MICHIDASとは何か?



MICHIDASは、建物外壁の診断情報を記録し、将来の維持管理に活用することを目的とした新たな診断システムです。このシステム同様、現在の外壁診断は、現場で収集される情報が次回の診断や補修計画に十分に活用されないという課題があります。ネクスフォージは、建物にも医療カルテのように診断履歴を残す必要があると考えています。

入江氏は「建物外壁診断情報を継続的に記録し、建物ごとの履歴として活用できる仕組みを目指しています」とコメントしました。これにより、建物の変化を長期的に把握し、維持管理に直接的に生かされることが期待されています。

宇宙技術の活用



ネクスフォージは、宇宙技術が地上産業においてどのように役立つかを考慮したアプローチをしています。宇宙技術は、その特性上、高度なセンシングやデータ分析、AI技術が求められますが、これらの技術を建築・インフラ分野に応用することで、効率的な情報管理が実現できます。

入江氏のビジョンは、宇宙測位技術やAI、ロボットを用いて、異なるタイミングで行われた建物診断の情報を一元管理し、結果として将来の維持管理に繋げることです。ただし、具体的な技術の内容については、現在開発中ため詳細は非公開となっています。

現場の課題解決へ



外壁診断や補修業界では、熟練技術者の経験に大きく依存している現状がありますが、この業界も高齢化が進み、職人不足や安全性の課題に直面しています。ネクスフォージは、経験則を補完するための情報存続環境を構築しようとしています。また、MICHIDASを通じて、建物の長寿命化や予防保全、安全性向上を実現していく計画です。

入江氏は「私たちは宇宙技術を目指すのではなく、具体的に地上の建築・インフラ産業の問題解決にどう活かすかを重視しています」と強調しました。未来の技術実現に向けた独自の道を歩むネクスフォージに、多くの期待が寄せられています。

今後の展望



S-Booster 2026における審査結果は、2026年7月末から8月初旬に発表される予定で、採択された企業には、メンタリングや事業会社との連携支援が行われます。ネクスフォージは最終結果を待ちながら、MICHIDASの技術開発や実証フィールドの確保、パートナーとの連携を進めていくとしています。

この新しい試みが、建物の維持管理に革命をもたらすことを期待しつつ、今後の進展から目が離せません。


画像1

画像2

会社情報

会社名
ネクスフォージ株式会社
住所
福岡県福岡市中央区天神2丁目2番12号 T&Jビルディング7F
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。