グラミー受賞ラッパー、ルーペ・フィアスコが9作目アルバム『Samurai』をリリース！故エイミー・ワインハウスへのオマージュも

シカゴ出身のベテラン・ラッパー、ルーペ・フィアスコが、待望のニュー・アルバム『Samurai』をリリースしました。

本作は、ルーペが長年コラボレーションを続けるSoundtrakkが全面的にプロデュースを手掛け、彼の9作目となる作品です。

ルーペは、故エイミー・ワインハウスに敬意を表し、彼女の遺産にインスパイアされたバトル・ラップとトリビュートを融合させており、アルバムのリードシングル「No.1 Headband」のミュージックビデオでは、地元シカゴへの愛とこれまでの人生、そしてラッパーとしての誇りが表現されています。

ルーペ自身も、このアルバムについて「これまでで最もパーソナルなアルバムだ」と語っており、個人的な体験が音楽と密接に結びついているとのこと。

また、アルバムタイトルの『Samurai』には、長年関わってきたラップ・コミュニティ全体において、他の人々に奉仕する必要があるという彼の強い意志が込められています。

アルバム全体を通して、エンターテインメント業界で生きる者が経験する絶え間ない戦いと、その中で守るべきものがあるというテーマが表現されています。

ルーペ・フィアスコは、2006年にデビューアルバム『Food & Liquor』でシーンに登場し、2008年の第50回グラミー賞では「Daydreamin'」がBest Urban/Alternative Performanceを受賞するなど、ヒップホップ界を代表するアーティストとして活躍してきました。

2011年の3rdアルバム『Lasers』は自身初の全米アルバム・チャート初登場1位を獲得。さらに、2022年には『Drill Music in Zion』が多くのメディアや批評家から高評価を得るなど、精力的に活動を続けています。

音楽活動以外にも、マサチューセッツ工科大学の教授として「Rap Theory and Practice」を教えるなど、多岐にわたる活動を展開しています。

最新アルバム『Samurai』は、すでに配信が開始されています。ルーペ・フィアスコが自身の経験と想いを込めて制作した、聴きごたえのある作品をぜひ体感してください。