リバイバル721の運行開始
叡山電鉄株式会社(本社:京都市左京区)は、2025年2月1日(土)より、700系の最後の未リニューアル車両である721号車を、1987年のデビュー時のカラー「アイボリーとマルーン」に変更し、「リバイバル721」として運行することを発表しました。
この711号車は、同社が初めて冷房装置を搭載した車両として知られていますが、運用開始から30年以上が経過したため、2018年からは順次リニューアル工事を行い、721号車のみが未リニューアルの状態でした。今年度中に、721号車もリニューアル工事に入る予定です。
運行開始日と記念イベント
「リバイバル721」の運行開始に際して、初日には「『リバイバル721』運行記念乗車券」を発売し、あわせて修学院車庫での車両展示撮影会も行います。この特別なキャンペーンは、2025年9月27日(土)の叡山電鉄100周年を記念する一環でもあります。
運行情報
- - 運行期間: 2025年2月1日(土)~5月6日(火・休)
- - 運行方法: 主に1両編成での運行
なお、運転時間は日によって異なる場合がありますので、事前に公式の情報をご確認することをおすすめします。状況により運休や運行期間の変更もあるため、あらかじめご了承ください。
記念乗車券について
「リバイバル721」の運行開始に合わせて、記念乗車券が発売されます。詳細は以下の通りです。
- - セット内容: 220円区間の乗車券(大人)1枚、280円区間の乗車券(大人)1枚(硬券です)
- - 発売期間: 2025年2月1日(土)~5月31日(土)
- - 発売場所: 出町柳駅インフォメーション
- - 発売価格: 1セット500円(500セット限定)
乗車券は、初発から終発までお求めいただけますが、2月1日は特別に6:00からの販売が行われます。
撮影会の概要
2025年2月1日には、「リバイバル721」の撮影会も開催されます。参加希望者は、セブンチケットを通じて事前申し込みが必要です。
- - 開催日: 2025年2月1日(土)
- - 開催場所: 修学院車庫
- - 参加費: 各回3,000円(税込)
- - 募集人員: 各回30名(大人のみ)
撮影会は、午前の部と午後の部に分かれて実施され、雨天の場合も決行されますが、荒天の際は中止となります。
「リバイバル721」への期待
「リバイバル721」は、叡山電鉄初の冷房車両という歴史的な背景を持つ車両が、再びデビュー当時の姿で沿線を走ることになります。懐かしいカラーリングは、多くの鉄道ファンや沿線住民にとって、この地域の歴史を振り返る良い機会となるでしょう。
また、700系車両は1987年のデビュー以来、さまざまなカラーにリニューアルされてきましたが、オリジナルの色合いが再現されることで、多くの人々に愛される存在となりそうです。
叡山電鉄の100周年を迎える2025年には、この「リバイバル721」の運行が大きな話題を呼びそうです。ぜひ、多くの方に乗車いただき、特別な体験を楽しんでいただきたいと思います。