メンタルヘルスの未来を切り開く
株式会社D-POPS GROUP(以下、D-POPS)は、企業向けのメンタルヘルスサービスを手掛ける株式会社Lezily(以下、Lezily)に対し出資を行った。この取り組みにより、「心の健康を守る」という新たなビジョンを実現すべく、両社が手を結ぶこととなった。
D-POPS GROUPの成り立ち
東京都渋谷区に本社を構えるD-POPSは、2015年に設立され、成長見込みの高いベンチャー企業を育成することをミッションに掲げている。M&AやCVCの推進を通じて、現在では約20社ものグループ企業を抱え、業界屈指のベンチャーエコシステムを築いている。
Lezilyのミッション
一方、Lezilyは「人生を、もっとサステナブルに」という理念のもと、メンタル不調を未然に防ぐための革新的なサービスを提供している。現在は非公開ながらも、大手SIerや生命保険会社と取引実績を持ち、その効果が確認されている。
Lezilyのサービスは、従来のメンタルヘルス対策と異なり、早期発見・早期介入ではなく、自律的なストレス対処を可能にすることを目的とする。このアプローチは、労働環境が変わりつつある現代において、特に注目されている。
出資の目的と背景
D-POPSの後藤和寛代表は、Lezilyへの出資が社の目指す「ベンチャーエコシステム」に適合し、社会課題を解決するための強力なパートナーシップになると期待している。また、コロナ禍により多様な働き方が広がる一方で、メンバーのメンタル状態に気付きにくくなっている現昨今、Lezilyの提供するサービスはますます重要性を増してくると見込まれている。
Lezilyの成り立ちと代表者の思い
Lezilyの岡本篤紀氏は、かつてコンサルタントとして働いていた際に自らもメンタル不調を経験したことが、起業のきっかけだと語る。社員のメンタルケアを真剣に考える会社であっても、自己の精神的な問題を抱えてしまった経験は、彼に「組織の補完が必要」という思いを植え付けた。
岡本氏は、D-POPSのノウハウを活用し、1人でも多くの人々にメンタルヘルスの未然予防策を提供する努力を続けていくと決意を新たにした。また、D-POPSの後藤氏が「人づくり」を重視している点にも共感を覚え、今後の連携に期待を寄せている。
未来への期待
D-POPSとLezilyの連携により、今後はメンタルヘルスの専門的な知見を基にした新たなサービスの展開が期待される。両社は、テクノロジーを活用しつつ人間の手による支え合いを大切にし、企業のメンタルヘルスを革新する取り組みを進めていく旨を約束している。
私たちのメンタルヘルスが保障されることが、より良い社会を築く第一歩。D-POPSとLezilyが手を組むことによって、未来の働く人々が抱えるストレスの軽減に寄与し、心豊かに働ける社会を実現してほしい。