2025年の広報・IRフリーランス事情
フリーランスや副業のマッチングサービス『SOKUDAN』を運営するCAMELORS株式会社の最新調査によると、2025年の広報・IR案件に関する新たなデータが発表されました。これにより、広報・IR職のフリーランス市場のトレンドが明らかとなります。
調査の概要
この調査は、SOKUDANに掲載されている約5,500件のフリーランス・副業案件をもとに行われました。以下は、調査結果のサマリーです。
- - 平均年収: 670万円
- - 稼働日数: 週2〜3日67.7%、週4〜5日32.3%
- - リモート勤務: フルリモート51.6%
広報・IR案件の平均年収
広報・IRの案件での平均年収は670万円。職種別年収ランキングではトップ10の中で6位を占めています。広報・IRは企業の情報発信を行う重要な役割を担っており、特に上場企業や国際的な企業のIR業務には専門的な知識が求められ、そのため満足な報酬が設定されています。
この職種は、企業の経営層に近い位置で業務を行い、メディアとの対応や投資家向け情報の開示など、企業価値を直接的に高める活動に従事します。そのため、ビジネス全体の理解が求められ、高い年収に繋がっています。
稼働日数の傾向
稼働日数に関する調査では、週2〜3日勤務が67.7%を占め、週4〜5日の仕事が32.3%と、柔軟な働き方が主流であることが示されています。広報・IR業務はプロジェクトベースが多く、定期的なイベント対応が必要です。この特徴から、短時間でも高い専門性を発揮しやすい職種となっています。
リモートワークの実態
さらに、リモート勤務の可否についても調査が行われました。フルリモート可能な案件は51.6%、部分的にリモート可能なものも38.7%を占めており、全体の90.3%の案件が何らかの形でリモート勤務を支持しています。これが広報・IR職への関心を高める要因の一つとなっています。リモート不可の案件はわずか9.7%で、働きやすさのある環境が整っています。
求人の多い業界
広報・IR職に関連する求人を供給する業界では、特にAI(人工知能)が17.43%でトップとなりました。次いでコンサルティングや広告・メディアが続きます。これらの業界は、技術革新の進展や情報発信の重要性が高まっているため、広報・IR人材のニーズが増加しています。
また、化粧品業界やその他のサービス業でも広報の重要性が相まって需要が拡大しています。
まとめ
2025年の広報・IR案件は、フリーランスとしての働きやすさと高年収を両立させた魅力的な市場であることが明らかになりました。特にリモート勤務が可能な点や、柔軟な働き方ができるため、多くのプロフェッショナルがこの分野に注目しています。今後もこのトレンドは続くと考えられ、フリーランスの広報・IR職を目指す人々にとっては良いチャンスが広がっています。