新しい形の初詣、オンライン厄除けのご紹介
2023年、新型コロナウイルスの影響を受け続ける中で、私たちが迎えるお正月はかつてのようにはいきません。人々が集まって願いを込めて祈る姿は、現在では少しづつ忘れかけている日常になってしまったように感じます。しかし、この困難な状況を乗り越えて、阿含を求める新しい方法が誕生しました。それが、足利厄除大師で行われる「お家で厄除け」です。
厄除けの伝統と新たな挑戦
伝統的に、多くの人々が集まって行う初詣。新年の訪れを祝い、幸運を祈るためのお参りは、我々の文化に深く根付いた行事です。しかし、コロナの影響で、人と人との接触が制限されている今、私たちはその重要性を改めて考えさせられています。
そんな中、足利厄除大師は、安心して願いを届けられる「お家で厄除け」というオンラインのサービスを提供することを決定しました。この取組みは、感染症への不安を抱える皆様に向け、お寺からの新たな提案として誕生したものです。
オンラインでの厄除け体験
足利厄除大師のオンライン厄除けは、『Zoom』というオンライン会議サービスを活用し、参加者はスマートフォンやPCを用いて自宅に居ながらにして、厄除けの儀式を体験できます。希望する時間に申し込み、厄除けを受けることができ、もちろんその際には疫病退散のお札が自宅に郵送されます。
利用手順
1.
希望のお札と祈祷時間を選択:案内サイトにアクセスし、お好みの御札を選びます。
2.
購入:申し込み時には、正確なメールアドレスを記入してください。
3.
招待状の受取:購入後、記載されたメールアドレスに Zoom への参加招待状が送られます。
4.
参加:指定された時間に招待状のリンクをクリックして参加。
5.
祈祷の視聴:リアルタイムで厄除け儀式を観覧できます。
6.
お札が届く:儀式終了後、自宅に御札が郵送されます。
詳しい案内は、
こちらのサイトをご確認ください。
疫病退散のご利益をもたらした元三大師
「お家で厄除け」の中心には、元三大師さまの存在があります。彼は平安時代に疫病が蔓延した際、夜叉の姿を借りて人々を救ったとされる信仰の象徴です。疫病や災いを祓う魔除けの札として今も厚く信じられています。
また、不滅の法燈は、今から約1200年前、天台宗を開いた最澄によって灯し続けられてきたもので、厄除祈願の火種として用いられます。このような歴史と伝統を踏まえ、オンラインでも厄除けの儀式を行えることは、大変意義深いことです。
まとめ
コロナ禍の影響を受けて新年を迎えた私たちは、これまでの常識を見直す機会を得ました。足利厄除大師の「お家で厄除け」は、人々の健康を第一に考え作られた新しい初詣の形です。今までとは違う方法で、ぜひ皆さんもこの機会に厄除けを受け、良い一年を迎えてみてはいかがでしょうか。