ウイスキー粕の紙素材
2025-08-07 11:59:35

神奈川県発!ウイスキー粕から生まれた新しい紙素材の可能性とは

神奈川県発!ウイスキー粕から生まれた新しい紙素材の可能性とは



神奈川県横浜市に本社を構える株式会社kitafukuは、サントリーパブリシティサービス株式会社と共同で「ウイスキーペーパー」を開発しました。この新素材は、ウイスキーの製造過程で生じる副産物であるモルト粕をアップサイクルしたもので、地域資源を有効活用する取り組みの一環として注目されています。

クラフトビールペーパーからの進化



これまで、kitafukuはクラフトビール製造時に出るモルト粕を利用した再生紙「クラフトビールペーパー」を開発してきました。この経験を活かし、サントリーのウイスキー製造におけるモルト粕の利用に着手することになったのです。サントリー白州蒸溜所での新たなショップの素材開発を目的に、両者は力を合わせました。

このプロジェクトでは、株式会社ペーパルが研究開発を支援し、約1年半の歳月をかけて、業界初のウイスキー副産物を用いた紙素材「ウイスキーペーパー」が誕生しました。これにより、食品の副産物を新たな機能性素材として蘇らせることに成功しました。

製品仕様と実用性



ウイスキーペーパーは、白州蒸溜所のショップで使用するために強度や耐久性を考慮して設計されており、印刷適性や環境への配慮も兼ね備えています。また、FSCミックス認証も取得しており、持続可能な森林管理のもとで製造されたことが保証されています。

商品には自然素材由来の風合いが感じられ、温かみのある仕上がりが特徴です。このような素材を用いることで、エコロジーなイメージを訴求しながらも、実用性をしっかりと兼ね備えた製品となっています。

今後の展望



kitafukuは「地域の課題を二人三脚で解決する」という理念を掲げ、今後も様々な地域や企業活動における素材開発に取り組む予定です。ウイスキーペーパーの成功を皮切りに、多様な分野での展開を図り、持続可能な社会の実現に寄与していくことを目指しています。

さらに、今後のプロジェクトでは、地域資源を活用した商品や素材の開発を加速させ、次世代に向けての持続可能な製品展開に力を入れていきます。

会社概要



  • - 株式会社kitafuku
代表者:松坂匠記
所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目7-1
事業内容:クラフトビールペーパーの製造・販売、アップサイクル製品の企画開発
kitafuku公式サイト
クラフトビールペーパー専用サイト

  • - サントリーパブリシティサービス株式会社
代表者:千大輔
所在地:東京都江東区豊洲3-2-24 豊洲フォレシア16階
事業内容:企業・文化施設の運営、運営コンサルティング業務
SPS公式サイト

  • - 株式会社ペーパル
代表者:矢田武博
所在地:奈良県奈良市池田町76-7
ペーパル公式サイト

このように、地域を意識した新しい試みが、持続可能な製品を生み出していくことでしょう。ウイスキーペーパーは、その一つの象徴として、この先の展開が非常に楽しみです。


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会社情報

会社名
株式会社kitafuku
住所
神奈川県横浜市西区みなとみらい3-7-1 WeWorkオーシャンゲートみなとみらい
電話番号

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