物語をもっと面白くするために
「漫画を描く上で、一番難しいのは面白い作品を作ることだ」と言われています。その正体を知ることで、作品の魅力をさらに引き出すことが可能です。このたび、グラフィック社から2025年7月に発売予定の書籍『10倍面白くなる漫画演出論』は、漫画家であり、元漫画編集者である著者、樹崎聖氏がその課題に挑戦するための技法やアイデアをまとめた一冊です。
著者について
樹崎 聖(キサキタカシ)さんは、兵庫県西宮市出身の漫画家であり、数々の名作をこの手で生み出してきた実力派です。彼は『週刊少年ジャンプ』や『アフタヌーン』での連載経験を持ち、漫画演出術をテーマにした講演や授業、書籍執筆でも知られています。また、彼は猫絵師「CatCuts」としても活動しており、多彩な才能を発揮しています。
作品の内容
本書では、物語を面白くするための実用的な技法を厳選し、幅広い作品ジャンルで活用できる内容としています。特に、読者の期待を高め、焦らし、予想以上の感動を与える「三幕式」に基づく漫画作成テクニックを紹介。これはハリウッドをはじめ、映像制作界で主流になっている手法であり、その成り立ちから構成、ネームの描き方まで、詳細に学べる内容です。
さらに、著者による解説付きの実例漫画も12ページにわたって収められており、「三幕式」を体験的に学ぶことができるのもこの書籍の大きな魅力です。
詳しい目次
1章:面白いの正体
2章:構成
3章:テーマ
4章:キャラクター
5章:プロット
6章:ネーム
7章:作例
いずれの章も、読者が実践に役立てられる内容となっており、漫画描きだけでなく、小説やシナリオ作成に関わる人にも広くおすすめできる内容です。
書籍情報
- - 書名:10倍面白くなる漫画演出論
- - 著者:樹崎 聖
- - 発売日:2025年7月
- - 仕様:A5並製総272頁
- - 定価:2,200円(税10%込)
- - ISBN:978-4-7661-4048-4
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本書は、すべてのクリエイターにとって必携の一冊です。新しい視点を得て、自身の作品作りに役立てていただきたいと思います。