平和の架け橋
2025-11-12 12:34:53

Hiroshima Peace Program: 次世代への希望をつなぐ発表会の記録

Hiroshima Peace Program: 次世代を超えた平和の伝承



2023年10月6日と7日、アメリカのポートランド市とバンクーバー市で行われたHiroshima Peace Programの発表会は、次世代への希望を感じさせるものとなりました。このイベントは、TSSアーカイブプロジェクトの一環として、アメリカのアイダホ大学の学生たちが被爆者の証言を英語に翻訳し、それを広く世界に発信する試みです。

アイダホ大学から参加した9名の学生と2名の教師は、被爆地である広島に根ざしたTSSテレビ新広島の取材をもとに、切明千枝子さんの被爆証言やマレーシア人被爆2世の約束を英訳。これにより、彼らは歴史と向き合う姿勢を育んでいます。2024年1月からは、アイダホ大学の日本語プログラムの公式教材として、このプロジェクトが取り入れられることが決定しています。

発表会において、ポートランドのグラント高校とジェファーソン高校では、日本語の授業内での発表が行われました。参加した学生の中には、広島を訪れた経験がある者や、すでに被爆者の話を聞いた者もおり、発表後には具体的な質問も寄せられました。学生たちの「現在の被爆者の数はどれくらい?」といった質問は、彼らが歴史に対して真剣に向き合っている証です。

ワシントン州のクラーク大学では、一般公開での発表が行われ、約35名の参加者が集まってアイダホ大学の学生たちの熱心な発表に耳を傾けました。発表が進む中で、「このプロジェクトで一番学んだことは?」と問われた学生は、「大切な人を思う気持ちには国境がない。その感情を決して忘れてはいけない」と語り、参加者たちに感銘を与えました。さらに「今後どう活動を続けたいか」という問いに対しては、「伝え続けていくことが唯一の責任」と答え、強い決意を示しました。

大学生たちは、被爆者である切明千枝子さんの証言や、マレーシアの被爆2世ズルキフリ・アブドゥル・ラザクさんの物語を「自分のこと」として捉え、真摯にメッセージを伝える姿は、参加者の心に響き渡りました。この取り組みにより、80年を迎えた広島の歴史が次世代にしっかりと引き継がれていくことが期待されます。

今の世界は依然として不安定で危険な状況ですが、アメリカの若者たちが日本との懸け橋となり、国境を越えて平和の思いを広める姿勢は、未来へ向けた希望の象徴と言えるでしょう。

このプロジェクトについての更なる情報はTSSアーカイブプロジェクトの公式ホームページをご覧ください。

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