いわきサンシャインマラソン2025開催記念プレイベント「クリーンアップRUN」
2025年2月9日(日)、いわき市のアクアマリンパークみなと公園で「いわきサンシャインマラソン2025開催記念プレイベント クリーンアップRUN」が行われ、244名が参加しました。このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として住民の意識向上を図るために開催されました。
イベント概要と参加者の様子
今回の「クリーンアップRUN」は、参加者がいくつかのグループに分かれ、コースを走ったり歩いたりしながら、地域の清掃活動に挑むもので、今回で8回目の開催となります。マラソンのコースは全長42.195kmに及び、参加者は楽しみながら環境保護に貢献しました。参加者たちは可燃ごみ125袋と不燃ごみ57袋、合わせて183袋のごみを回収し、昨年の135袋から可燃ごみは10袋減少したものの、不燃ごみは12袋増加する結果となりました。
ボランティア団体「いわきサンシャイン拾活クラブ」が中心となり、地域のさまざまな団体や高校生、ランナーたちが協力して清掃活動に励みました。地元での清掃活動が進む中、ポイ捨てを減少させるための啓発にもつながっています。このイベントで集まったごみの量は、地域の環境意識の高まりを示すものとして、多くの参加者が「拾う人が増える以上に捨てる人が少なくなることが重要」と語る姿も印象的でした。
申込数過去最高、悪天候の影響
今年のクリーンアップRUNには、過去最多の応募者が集まりましたが、悪天候が影響し多くの参加者がキャンセルを余儀なくされました。特にいわき市外から参加を予定していた方々は、雪の影響で出発できないという声が寄せられました。それでも、いわき市内では快晴ながら強風の中、参加者たちは一丸となってごみ拾いに挑みました。
また、いわきFCが協力したことにより、オリジナルのステッカーも参加賞として配布され、多くの地元サポーターやU-13の選手たちが参加してくれました。大会をわずか2週間後に控え、ランナーたちはコースの練習にも励んでいます。参加者たちは、クリーンアップRUNによって美しくなったコースを気持ちよく走り、「また出場したい」と感じることを目指しています。
ゲストランナーや団体の意見
ゲストランナーとして参加した上田怜さんは、「子どもも大人も一緒に楽しめるプロギングの良さがある。これをきっかけに多くの人に参加してほしい」とコメント。また、「いわきサンシャイン拾活クラブ」の新妻慎也代表は、「多くの企業や地域の方に参加してもらい、サンシャインマラソンに参加するランナーにも気持ちよく過ごしてもらえるように今後も活動していきたい」と語りました。
終わりに
いわき市で行われたこのクリーンアップRUNは、環境保護への意識を高めるだけでなく、地域に住む人々が一体となる素晴らしいイベントでした。今後もこのような取り組みが広がり、多くの人々が日々の暮らしの中で環境意識を持つことに繋がっていくことを期待します。