Kaspersky、デジタルフォレンジック研修
2024-07-09 14:53:22

Kaspersky、専門家向けオンライン研修に「Windows デジタルフォレンジック」コースを追加 - サイバー攻撃対策を強化

Kaspersky、専門家向けオンライン研修に「Windows デジタルフォレンジック」コースを追加



サイバーセキュリティ企業のKasperskyは、専門家向けのオンライン研修シリーズ「Kaspersky Expert Training」に、新たに「Windows デジタルフォレンジック」コースを追加しました。このコースは、デジタルフォレンジックの基礎を学び、インシデントレスポンスにおけるスキル向上を目指すサイバーセキュリティ専門家向けのものです。

近年、サイバー攻撃の長期化が深刻化しており、企業は攻撃の「検知から解決まで」の時間を短縮することが求められています。しかし、専門家不足が課題となっています。デジタルフォレンジックは、攻撃の痕跡を検出する上で重要なスキルであり、このコースでは、インシデントレスポンスにおけるデジタルフォレンジックの基礎を習得することができます。

コースの内容



このコースでは、デジタルエビデンスの特定、処理、分析の手法を学びます。具体的には、さまざまなデジタルエビデンスの取得方法、悪意のある活動の痕跡を見つける方法、各種Windowsアーチファクトのタイムスタンプを利用したインシデントシナリオの再構築方法などを学習します。また、ブラウザやメールの履歴を分析する技術も習得できます。

受講対象



このコースは、主に以下のいずれかに該当する方を対象としています。

デジタルフォレンジックの実践的なスキル向上を目指す方
フォレンジック調査サービスを提供する予定のサイバーセキュリティコンサルタント

受講方法



このコースは、オンデマンド形式で、ご自身のペースで受講することができます。英語で提供され、動画と専用の仮想ラボを利用できます。受講期間は6カ月で、仮想ラボの使用時間は100時間です。

受講料



受講料は1人当たり1,400米ドル(税込み)です。

カスペルスキーの担当者コメント



Kasperskyのグローバル緊急対応チームで、デジタルフォレンジック・インシデントレスポンス部門のマネージャーを務めるアイマン・シャーバン氏は、次のように述べています。

「サイバーレジリエンスを高めるため、組織はログを一元的に管理し、長期にわたり保存するとともに、改ざんや悪意のあるアクセス、偶発的な紛失から保護し、インシデントに備える必要があります。また、必要なときに速やかにフォレンジック調査を実施できる能力も必要です。このコースでは、インシデントレスポンスプロセスの重要な部分であるデジタルフォレンジックについて詳しく学べるとともに、サイバー攻撃に速やかに対処し、これを封じ込め、理解し、そこから回復させ、可能な限り迅速にその影響を最小限に抑える上で役立つ知識を身に付けることができます」


まとめ



Kasperskyの「Windows デジタルフォレンジック」コースは、サイバー攻撃対策の強化を目指す企業や個人にとって、デジタルフォレンジックのスキルを習得する上で貴重な機会となります。

参考情報



Kaspersky Expert Trainingシリーズ: https://xtraining.kaspersky.com/
Windows Digital Forensicsコース: https://kas.pr/duu4

※ 本記事は、2024年6月24日現在の情報を基にしています。今後、価格の変更、仕様の変更、バージョンアップなどにより、内容の全部もしくは一部に変更が生じる可能性があります。


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