次世代PHEVプラットフォーム
2025-07-29 12:24:35

オンセミとSchaeffler社が携手した次世代PHEVプラットフォームの誕生

オンセミとSchaeffler社が新たに協業拡大



近年、自動車の電動化が進み、様々なテクノロジーが登場しています。その中で、オンセミ(onsemi)とSchaeffler(シェフラー)社が新たに発表したプラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)プラットフォームへの取り組みが注目を集めています。この協業は、次世代シリコンカーバイドMOSFETのEliteSiC製品ラインを活用し、Schaeffler社のトラクションインバータに力を与えるものです。

シリコンカーバイド技術の利点



オンセミが提供するEliteSiCテクノロジーは、極めて低い導通損失と優れた短絡耐量が特徴で、インバータ設計における小型化と熱効率の向上を実現します。これにより、他の同クラスのSiCソリューションと比べても圧倒的な性能を誇り、特に以下のようなメトリクスが改善されます。

  • - 高いエネルギー変換効率により、航続距離が延長されます。
  • - 信頼性の向上により、メンテナンス回数を減らすことが可能になり、安定運転が実現します。
  • - 最適化されたフォームファクタにより、車両設計の柔軟性が高まります。

業界の潮流と需要



自動車メーカーにおけるエネルギー効率と性能の重視が高まる中で、従来のIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)を活用したコスト重視のEVプラットフォームから、より高度なハイブリッドアーキテクチャへ移行する動きが見られます。この流れの中で、Schaeffler社はエンドカスタマーに対し、顕著なメリットを提供できる画期的なトラクションインバータシステムを展開しています。

オンセミの役割



オンセミのパワー・ソリューション・グループの責任者、サイモン・キートン氏は、「シリコンカーバイドの独占的なサプライヤーとして、オンセミは世界の主要自動車メーカーとの信頼関係をさらに強化し、次世代の電動パワートレインシステムの開発において重要な役割を果たしていく」と述べています。彼の言う通り、シリコンカーバイド技術は、今後の電気ビークルとプラグインハイブリッドプラットフォームの進化において不可欠な要素となるでしょう。

長年の協力関係



この新たな成果は、オンセミとSchaeffler(旧ヴィテスコ・テクノロジーズ)との長年にわたる協力関係に基づいています。両社は共同で効率的な電動モビリティソリューションの提供に向けた取り組みを強化しており、これからの自動車業界において重要な役割を担っています。

自動車業界におけるエネルギー効率と高性能を実現するための技術革新は、今後ますます加速していくでしょう。これにより、オンセミとSchaefflerは共に、新たな未来のモビリティの形を築いていくことでしょう。


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会社情報

会社名
オン・セミコンダクター株式会社
住所
東京都品川区大崎2-1-1ThinkParkTower 6階
電話番号
03-6880-1777

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