生物多様性スクール2026 第1回:海と食の未来を考える
公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)が主催する「生物多様性スクール2026」の第1回が、2026年3月18日(水)18時からオンラインで開催されます。このセミナーでは「マグロとウナギ」をテーマに、海洋資源の管理や生物多様性の重要性について学び、参加者同士で意見を交わす機会が提供されます。
日本におけるマグロとウナギの現状
日本は、マグロとウナギの消費国として知られています。特にマグロについては、世界的な消費量の約5分の1を占め、中でもクロマグロは72%という驚くべき割合を誇ります。ウナギも一時は世界の消費量の約70%を占めるほどでしたが、資源は減少の一途をたどっています。
しかし、最近のデータによれば、マグロの資源は徐々に回復しているとのこと。特に太平洋クロマグロにおいては、2010年と比較して2022年には約10倍の資源量の増加が見られ、WWFジャパンからは「ネイチャーポジティブの好事例」と評価されています。
一方、ウナギは依然として危機的な状況が続いており、この2つの魚の運命を分ける要因は、科学に基づく資源管理の有無や、IUU(違法・無報告・無規制)漁業への対応策にあるとされています。
生物多様性と食文化の関係
気候変動や過剰な漁獲により、海の生態系は危機に瀕しています。このままでは、私たちの食卓に新鮮で美味しい魚が並ぶことが困難になるかもしれません。そこで「生物多様性スクール」では、マグロとウナギを通して、私たちがどのように海洋資源を守り、持続可能な食文化を築くべきかを考える場を提供します。
このイベントには、長年水産資源の保全活動に取り組んできた海洋水産グループの植松周平氏が登壇。その専門的な視点から、実際の事例を挙げながら食卓の未来について対話形式で議論を深めていく予定です。また、モデレーターはWWFジャパンの理事であり、共同通信編集委員の井田徹治氏が務めます。
より深く理解するためのプログラム
セミナーはマイクロソフトTeamsを利用してオンラインで行われ、参加は無料です。プログラムは以下の通りです。
- - 18:00-18:05 イントロダクション
- - 18:05-18:20 井田氏によるテーマ解説
- - 18:20-19:15 植松氏と井田氏の対話
- - 19:15-19:30 質疑応答
参加を希望される方は、事前登録が必要ですが、詳細はWWFジャパンの公式サイトで確認できます。参加者には、オンライン参加のためのURLがメールで送信されますので、迷惑メールや誤った登録内容に注意してください。
WWFジャパンについて
WWF(World Wildlife Fund)は1961年に設立された環境保全団体で、100カ国以上で活動しています。私たち人間と自然との調和を求めて、生物多様性の豊かさの回復や気候変動の影響軽減に向けて様々な施策を推進しています。環境問題に関心のある方は、この機会に是非参加してみてはいかがでしょうか。
これからの海と食文化のために、私たちができることを共に考えていきましょう。