情報技術者必見の倫理入門書が登場
2025年3月7日、情報技術の専門書を手掛ける近代科学社より、著者・山本修一郎の『情報技術者倫理の基礎知識』が発行されました。この本は、現代の情報社会において重要な情報技術と倫理の観点を深く掘り下げた内容となっています。
書籍の概要
本書の主な目的は、情報技術の利用において直面する倫理的課題を理解し、技術者としての責任を果たすための基礎的な知識を提供することです。以下の点について十分に学ぶことができるよう配慮されています。
1.
倫理と情報技術に関する用語の理解
2.
技術開発における倫理課題の認識と解決方法
3.
情報技術がもたらす社会的影響の理解
4.
遵守すべき法令や制度についての知識
本書は264ページにわたる内容で、印刷版と電子版両方が用意されており、学びの方法も多岐にわたります。価格はどちらも3,000円(税抜)です。
内容紹介
本書は、情報技術と倫理の関係を深く理解するために構成されています。各章は、倫理学の基礎から始まり、技術者倫理、企業倫理、情報リテラシーと続くように作られています。それぞれの章では、現代社会に生きる情報技術者として注意すべき事柄が詳しく解説されています。
倫理の重要性
刺激的な技術の進化が続く情報社会において、倫理的な考慮がなければ、技術の悪用が容易に行われてしまいます。情報技術者は技術の発展とその影響をしっかり理解し、責任ある行動を取ることが求められます。
具体的な課題と事例
本書では、特にソフトウェア開発やAIの進化に伴う倫理的な問題も取り上げています。それに関連した成功事例や失敗事例を交え、実践的な視点からもアプローチしています。これにより、読者は自分が行う仕事の意義やその影響を再認識することができるでしょう。
SDGsとの関わり
また、SDGs(持続可能な開発目標)との視点を踏まえた情報倫理の重要性についても詳しく解説されています。情報技術者が社会に与える影響を見極め、持続可能な社会の実現に寄与するための考えを共有しています。
著者の紹介
著者の山本修一郎は、名古屋大学名誉教授であり、情報技術と倫理に関する多数の著書を持つエキスパートです。1979年に名古屋大学を卒業後、日本電信電話公社に入社し、のちにNTTデータでの要職を経て、現在は名古屋国際工科専門職大学の教授として多くの学生に教育を施しています。著者の豊富な経験と深い知識が、本書を通じて存分に伝わります。
購入方法
本書は、近代科学社の公式ウェブサイトや各種書店で購入可能です。新たに情報技術者としての倫理を学びたい方、あるいはその知識を深めたい方には最適な一冊です。ぜひ手に取って、倫理的視点を持った情報技術者を目指しましょう。
詳しくは
近代科学社の公式サイトをご覧ください。