東北の雄勝町で楽しむアートと食の新しい旅の形
体験型ツアーの概要
宮城県石巻市の雄勝町で、株式会社阪急交通社と株式会社ナビタイムジャパンが共同で、体験型の観光ツアーを企画しました。このツアーは「海岸線の美術館」と名付けられ、東北の美しい海岸線を舞台に、アートと食を融合させた内容になっています。09月11日から予約の受付が開始され、日帰りで仙台発着のものが提供されます。
雄勝町の魅力を発信
この企画は、令和7年度の観光庁による「ブルーツーリズム推進支援事業」に採択されたもので、地域経済の活性化を目指しています。ツアーの中では、地元漁師による漁業体験や、震災後に作成されたアート作品「海岸線の美術館」の壁画鑑賞が含まれています。このコンテンツは、雄勝町の素晴らしさを体験型で楽しむ機会を提供します。
壁画が描く雄勝町のストーリー
雄勝町では、2011年の東日本大震災を受けて、津波対策として高さ最大10m、全長約3.5kmの巨大防潮堤が建設されました。この壁にインスパイアされたプロジェクト「海岸線の美術館」では、地元アーティストが壁面を美しいアートで装飾し、町全体を美術館に変える試みが進行中です。ツアーでは、高橋窓太郎氏が館長として、アートの解説や作品の楽しみ方に加え、雄勝町や石巻地域の復興の物語もお伝えします。
雄勝町の特産物を使った美食体験
また、ツアー中には震災復興ボランティアを経た料理人・今村正輝氏が、地元の食材をふんだんに使用したスペシャルコース料理を提供します。このディナーは、アート作品が壁面に描かれた場所でのダイニングアウト形式で行われ、全10皿からなる贅沢な前菜からデザートまでが味わえます。テーブルや椅子には地元の工房で作られた家具を使用し、器に関しても雄勝の伝統工芸品の硯を再利用しています。
参加者同士の交流も
さらに、ツアーには宿泊オプションも用意されており、地元の人々との交流の場も設けられています。宿泊することで、雄勝町やアートの理解を深めることができ、観光を通じて地域にプラスの影響を与えることが期待されます。阪急交通社とナビタイムジャパンが協力し、このような新しいアプローチで地元の活性化と旅行者との交流を進めています。
参加方法と詳細
このツアーに興味がある方は、公式のニッチャートラベルサイトにアクセスして、詳細情報や予約を確認してください。地域に密着した体験型の旅は、訪れる人にとっても、地域の人々にとっても新たな発見があることでしょう。旅を通じて、雄勝町の魅力をぜひ感じてください。
ニッチャートラベルサイトより予約が可能です。