株式会社カナリーとアニコム損害保険が連携
2024年8月、株式会社カナリーはアニコム損害保険株式会社と資本業務提携を結び、ペットとの共生を促進する新たな取り組みを発表しました。この提携は、両社の知識とリソースを融合させ、ペットを飼う方々への利便性を追求するものです。
1. 提携の背景
不動産業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する株式会社カナリーは、ペット保険シェアNo.1のアニコム損害保険との連携により、ペットと暮らすユーザーに特化したサービスの提供を目指しています。カナリーの不動産情報アプリ「カナリー」は、2019年のリリース以来、400万件以上のダウンロードを突破し、特に20代から30代の若年層の間で高い評価を得ています。
一方、アニコム損保は「ペットは家族の一員」との理念のもと、ペットと飼い主が幸せに暮らせる環境を整えるための様々な取組を行っています。この提携は、両社のリソースを融合させ、ペットと飼い主にとってより良い暮らしを実現することを狙いとしています。
2. 具体的な協業内容
提携に際し、両社は以下の主要な協業分野を設定しました。
2.1 ペット相談可物件へのサービス提供
ペットと共生する住環境を望むユーザーに向けて、カナリーは自社アプリを通じてペット保険やペット関連商品を紹介する方向性を組み込む予定です。特に、アニコムの契約者に対して、カナリーを利用した部屋探しの提案を行うことにより、ペット保険の普及促進を目指します。
2.2 ペット飼い主向けの部屋探し体験の向上
現在の市場では、ペットを飼う方々は賃貸物件を探す際に多くの困難に直面しています。特に、ペット相談可物件が探しづらい場合が多く、その情報が整っていないことが課題です。両社はこの課題を解決するため、よりユーザーフレンドリーな部屋探しサービスを共同で開発しようとしています。これにより、ユーザーがペットとの暮らしを具体的にイメージしやすくするサポートを提供します。
2.3 ペット共生型住宅の普及
近年、「ペットは家族の一員」という認識が広まり、ペット共生型住宅に対する需要が高まっています。この流れに乗り、両社はペット共生型住宅の開発と普及を進めるための体制を共に構築していく考えです。さらには、不動産業界や動物病院を巻き込んだビジネスコンソーシアムの設立も視野に入れています。
3. まとめ
この提携を通じて株式会社カナリーとアニコム損保は、ペットと飼い主が共生できる環境を整えるための活動を一層推進していきます。「もっといい『当たり前』をつくる」という目標に向けて、両社が手を取り合い、ペットと暮らす人々の生活がさらに豊かになることに期待が寄せられています。
会社概要
株式会社カナリー
- - 代表者:佐々木 拓輝
- - 所在地:東京都千代田区麹町6-2-6 PMO麹町11階
- - 設立:2018年4月
- - ウェブサイト:カナリー公式
アニコム損害保険株式会社
- - 代表者:野田 真吾
- - 所在地:東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー39階
- - 設立:2006年1月26日
- - ウェブサイト:アニコム損保公式