株式会社CATALIST、社名変更で新たな組織変革企業へと進化
株式会社CATALIST(東京都渋谷区)は、2025年11月7日をもって、旧社名の「株式会社METRIKA」から新たに「株式会社CATALIST」へと商号を変更しました。この変更は、同社が単なるデータ分析やAI開発の枠を超えて、組織変革を根本から実装する企業へと進化したことを象徴しています。
変革の理念と新たな使命
新たに名付けられた「CATALIST」は、触媒を意味する「Catalyst」と団体を示す「-ist」を組み合わせた造語です。この名称には、組織自体が変革の主役であり、CATALISTがその背後で触媒として働くことを表現しています。
企業には、変化を加速する、独自性を保ちながら作用する、反応の経路を最適化する、主役にはならず変革を支えるなどの特性があります。CATALISTは、これらの特性を備えた存在として、組織の変革を促進し、社会全体の構造を動かしていく役割を果たすのです。
理念の裏側にある変化
METRIKAは創業以来、特に製造業におけるデータ分析やAI活用の支援を行ってきました。しかし実績を積み重ねるなかで、彼らは組織の構造改革が真の変革であると確信しました。その結果、データ分析から組織設計へと進化を遂げ、経営戦略や人材制度を統合する新たなカタライズ事業(Catalysis Business)を核に据えることとなりました。
彼らの理念は「変革をプロジェクトとしてではなく、構造として設計する」というものであり、この考え方をもとに新たな幕を開ける意志を持っています。
新しいブランドアイデンティティ
新しいロゴには「円相(Ensō)」と「一閃(Slash)」が融合されており、未完の問いを創出する姿勢と、構造を開く力強さを象徴しています。色合いは蒔絵金、漆黒、真朱の伝統的な三色を取り入れ、白銀比(大和比)に基づいた比率で構成されています。これは、シンプルさと調和、余白の美しさを通じて、企業の思想と文化の繋がりを表現しています。
このロゴは、装飾としての役割に留まらず、CATALISTの価値観を示す重要なシンボルとして位置づけられています。
組織の未来展望
CATALISTは、産業知性を基盤とする新しいOS「サントキ」を中心に、経営、制度、文化、教育などを連携させて、組織変革の持続性を高めるシステム作りに取り組んでいます。この「サントキ」は、可視化・構造化、形式知の身体化、知の社会化・循環という三つのプロセスを通じて、知識資本と文化資本を同時に育てていくことを目指しています。
代表の考え
CEOの澤村俊剛氏は、「METRIKAという名が象徴していた‘計測の時代’から、CATALISTは‘変革を設計する時代’へと進む」と述べています。この社名変更は、新たな名称に留まらず、社会や組織の基本的構造に問いかけ、変革を制度と文化として根付かせていく意義を示しています。
会社概要
株式会社CATALISTは2021年に創業し、現在は東京都渋谷区に本社を置いています。彼らの主な事業内容は、統合的な戦略設計や実装を通じて、組織変革と文化創造を推進することです。特に生成AIやデータ活用基盤構築を通じて、戦略実装力と創造性の強化に取り組んでいます。
公式サイト:
CATALIST
本件に関する問い合わせは、CATALISTの広報室まで。電話番号やメールアドレスも公式サイトに記載されています。今後、企業の変革を支える新たな取り組みに注目が集まることでしょう。