2026ヒューマンコンサート:あきらめない心
大東市での新しい取り組みとして、「2026ヒューマンコンサート」が開催されます。このイベントは、法務省が定める「人権週間」に合わせたものであり、テーマは「“あきらめない心”」。演奏者には、バイオリニストであり、北京パラリンピックで水泳競技に出場した経歴を持つ伊藤真波さんが迎えられます。彼女の人生は、挑戦と希望、そして諦めない心の証明そのものです。
官民学連携のユニークな取り組み
このコンサートは、大東市、市民団体「人権啓発ネットワーク大東」、そして大阪産業大学の学生たちによる官民学連携プロジェクトです。学生たちは企画、広報、運営の全てを担当し、その主体的な姿勢がコンサートの大きな特徴となっています。彼らは毎週、大阪産業大学で定期的に会議を行い、具体的な準備を進めています。このような取り組みを通じて、未来の大東市を考え、多くの人々が人権について思索するきっかけを提供することを目的としています。
イベントの詳細
- - 名称:2026ヒューマンコンサート「“あきらめない心”」
- - 日時:令和8年2月1日(日)午後2時開演(午後1時15分開場)
- - 場所:サーティホール2階多目的小ホール(大東市新町13-30、JR学研都市線「住道」駅から約500m)
- - 定員:200名
- - 参加協力券:500円(当日受付にて集金)
- - 配布開始日:12月19日より市内5施設で配布(電子申請も可)、インターネット受付
- - その他:手話通訳あり(希望者は申込要)
- - 主催:大東市・人権啓発ネットワーク大東
- - 後援:大東市教育委員会、協力:大阪産業大学
演奏者の紹介:伊藤真波さん
伊藤真波さんは1984年、静岡県に生まれたバイオリニストであり、かつてはパラリンピック水泳の日本代表としても活躍していました。5歳で水泳を始め、7歳からバイオリンの弾き始め、その後、看護師を目指して学びますが、20歳の時に交通事故で右腕を失うという困難に直面しました。それにもかかわらず、義手を装着して看護師として働きながら、水泳選手としても大会で活躍しました。彼女の経験は、逆境に負けず挑戦を続ける姿勢を示しています。
学生たちの想い
コンサートを企画した学生たちは、伊藤真波さんを提案した理由として、けがや病気、障がいに悩む方々への勇気を届けたいという想いを語っています。小さな子どもたちにも、このコンサートが心に残るような素晴らしい企画にすることが彼らの目標です。また、市の担当者も、未来の大東市を担う学生たちに最大限のサポートを行っていると話しています。
このコンサートが、多くの人々の心に響き、地域の絆を深めることを期待しています。大東市の未来を共に築くために、皆さんの参加をお待ちしております。