平戸市が誇る新たな宿泊施設『The 曜Terrace』がオープン！

長崎県平戸市が世界で初めて認定された『アルベルゴ・ディフーゾタウン』。この歴史ある街に、新しい宿泊施設『The 曜Terrace』がオープンしました。米蔵を改修して作られたこの宿泊施設は、平戸市の魅力を再発見する場所となるでしょう。ここでは今回のオープンの背景と、その特長について詳しくお伝えします。

アルベルゴ・ディフーゾタウンとは？

『アルベルゴ・ディフーゾタウン』はイタリア語で、宿を分散させた街という意味です。観光客が宿泊するだけでなく、街全体がひとつの宿と考えられ、周辺のお店や温泉を利用するスタイルを取ります。これにより、観光客と地域の交流が深まるのです。平戸市はその認定を受けたことで、新たな観光資源として注目を浴びています。

新たな宿泊施設『The 曜Terrace』

『The 曜Terrace』は、江戸時代に建てられた米蔵を改修したもので、2部屋のメゾネットタイプの客室を有しています。部屋の内装は樹齢200年を超える黒松の梁を活かしたデザインで、光と風が心地よく通り抜ける空間が広がります。外壁は江戸時代の仕様を復元し、歴史的な趣を感じることができます。

開業にあたり、株式会社サンセイランディックは平戸市との協力を通じて、地域活性化と観光振興を進めることを目的とした協定を結び、長年培ってきた不動産再生の技術を地域に提供することに力を入れています。これにより、平戸市内の空き家や空き店舗の利活用が図られています。

7月にオープン予定の『甚兵衛邸』

新たに開業する宿泊施設がもう一つあります。それは平戸藩の上級武士の自邸跡に建設される『甚兵衛邸』です。この施設は一棟貸しの宿泊施設で、海側の石垣や昭和時代の木造住宅を改修したスタイルです。目の前には平戸大橋や平戸瀬戸の景色が広がり、プライベートサウナでは平戸産の天然アロマオイルを使ったリラクゼーションを体験できます。

地域との連携

平戸市とサンセイランディックの協力によって実現した宿泊施設のオープンは、地域の観光振興のみならず、地域経済自体の活性化にも寄与することを目指しています。特に、古くからの歴史や文化を重視する平戸市の取り組みは、これらの新しい宿泊施設によって一層具体化されることでしょう。

6月1日には『The 曜Terrace』のオープンを祝う認証式が行われ、地域の方々や宿泊客によって華やかに盛り上がりました。このような取り組みを通して、皆が訪れたくなる平戸市への道が開かれていきます。