国内初の次世代型出世ビルプロジェクトが始動
株式会社日本商業不動産保証が、ベンチャー支援を目的とした画期的な「次世代型出世ビル」プロジェクトをスタートしました。これは、ビルオーナーと企業が一体となり、入居企業の成長を支援するためのものです。プロジェクトは2016年5月19日から始まり、既に多くの関心を集めています。
プロジェクトの背景
近年、日本のベンチャー企業は資金調達状況が改善し、経産省も新規産業の育成に力を入れています。しかし、依然として初期投資がベンチャー企業の負担になっているのが現状です。本プロジェクトは、初期費用の削減を行い、入居企業にとってのビル経営のサポートを目指します。
プロジェクトの実施内容
1.
イニシャルコストの削減:株式会社日本商業不動産保証が、新たに入居する企業に対して企業審査を行い、保証を提供します。これにより、保証金の軽減が図られ、企業は多様な付加価値サービスの利用が可能となります。
2.
支援内容:
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信用補完:日本商業不動産保証が、ビルオーナーの代行として企業審査と保証を行います。
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保証金減額:オーナーは、保証金を減らすことで企業の負担を軽減します。
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資金援助:第一勧業信用組合は無担保で最大1,000万円までの融資を行います。
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通信環境の提供:NTTドコモは通信インフラを整え、快適な職場環境を提供します。
参画企業とその役割
本プロジェクトには、以下の企業が参加しています。これらの企業は、各自の専門性を活かしてベンチャー企業を幅広く支援します。
- - 株式会社日本商業不動産保証
- - 第一勧業信用組合
- - 株式会社NTTドコモ
- - 株式会社E3
- - 弁護士ドットコム株式会社
- - 協立情報通信株式会社
- - 株式会社オービックビジネスコンサルタント
今後の展望
代表取締役の豊岡順也氏は、次世代型出世ビルとしてまず都心5区に100棟のビルを用意し、2,000企業の参入を計画しています。また、他都市への展開も視野に入れ、さらなるベンチャー支援を加速させる考えです。
参画企業の声
第一勧業信用組合の新田信行理事長は、「東京の地域金融機関として、金融面での支援を行いたい」とコメントしています。また、NTTドコモの福岡朗副部長は、「我々は自由なワークスタイルの実現をサポートする」と述べています。これら事業は、中小企業が次の時代に進むためのサポートを引き続き行っていく姿勢を示しています。
まとめ
次世代型出世ビルプロジェクトは、国内のベンチャー企業に向けた新たな支援の形を示しました。資金支援や保証の提供を通じて、企業の成長を助け、地域経済の発展にも寄与することが期待されます。それにより、未来の企業の姿がどのように変わっていくのか、注目が集まります。