次世代休憩所の魅力
2025-11-11 08:47:00

オフィスバスターズが設計した次世代の建設現場休憩所の魅力

人と環境に優しい「現場デザイン」とは



株式会社オフィスバスターズは、東京都中央区に本社を置く企業で、オフィス空間の設計やファシリティマネジメントに特化したサービスを提供している。特に注目されるのが、国土交通省関東地方整備局から発注された「R6江戸川水閘門改築(1期)工事」における、従来の仮設設備とは一線を画す「建設現場休憩所」の設計である。ここでは、デザイン性と快適性を兼ね備えた空間を通じて、働く人々の健康や心のゆとりを促進することが目的とされている。

取り組みの背景



昨今、建設業界では人手不足が大きな課題となっている。特に長期にわたるプロジェクトでは、作業員や技術者の「安全」「健康」「働きやすさ」が工事の品質維持に密接に関わるため、いかに快適で誇りを持てる環境を提供するかが重要視されている。オフィスバスターズはこの観点から、「休憩所」を単なる仮設設備として見るのではなく、現場文化を根底から変えるべく新たなアイデアを提案した。

プロジェクトの特徴



今回のプロジェクトでは、「リチャージ・ベース(Recharge Base)」というテーマのもと、以下の特徴をもった空間が生まれた。

  • - トータルサポート: 計画からレイアウト、什器の提供に至るまで完結したサービス。
  • - デザイン: 木調とナチュラルカラーを基調にした落ち着いたデザイン。
  • - 快適性: 調光照明や空調ゾーニングを取り入れ、快適さと省エネを両立。
  • - 機能分化: コミュニケーションエリアやリラックスエリアなど、利用目的に応じて機能を分化。
  • - 初の試み: 建設現場におけるオフィスファシリティ導入として国内初。

また、リユース什器の導入も行われ、環境配慮やコスト削減といった面にも配慮した設計がなされている。その結果、快適で持続可能なオフィス環境が提供された。

取組みの意義



この新しい休憩所はただの仮設設備ではなく、作業員がその場所で過ごすことに意義を感じることができる空間である。大林組の担当者は「安全と快適性の両立」という目標を持っており、その期待に応える形でオフィスバスターズは高い完成度を実現した。さらに、この設計コンセプトは「おひのくち」という独自の名称がつけられ、作業員たちの癒しの場としての役割を強調している。

今後の展開



オフィスバスターズはこの事例をきっかけに、「現場×オフィス」の融合をテーマとしたファシリティマネジメントの新しい領域を開拓していく予定だ。現場休憩所や仮設オフィス、安全教育センターなど、多様な働く空間をトータルでデザインし、人々が集まり、長く働ける環境づくりを支援していく。

この取り組みは建設現場における「人を中心にした職場環境整備」の先進事例として、今後の業界のスタンダードになる可能性も秘めている。快適な環境がもたらす安全性や集中力の向上、さらにはコミュニケーションの促進など、労働者のパフォーマンス向上を目指す取り組みは、他の業種にも適用できる示唆を与えている。

環境への考慮



さらに、使用する家具にはリユースを促進し、新品ではなく環境に優しい選択肢を提供している。このような取り組みを通じて、杉の木652本分のCO2削減に寄与することが期待されている。

このように、オフィスバスターズが提供した新しい休憩空間は、ただの「休憩所」以上の意義を持つものであり、現場で働くすべての人々にとっての癒しの場、働きやすい環境を提供する取り組みとして大いに評価されるべきである。


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会社情報

会社名
株式会社オフィスバスターズ
住所
東京都千代田区内神田一丁目1番7号東大手ビル 7F
電話番号
03-6262-3155

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