医療の未来を拓く
2021-08-26 10:10:12
CROSS SYNC、重症患者管理を革新する新システムの開発を加速
CROSS SYNC、重症患者管理システムの新たな展望
横浜市発のスタートアップであるCROSS SYNCが、重症患者管理システム「iBSEN」を開発し、その技術力が注目を浴びています。同社は最近、マイクロソフトが運営する「Microsoft for Startups」に採択され、新たなプロジェクトの推進を図っています。このプログラムに参加することで、同社はさらなる技術革新やデータ活用を目的とした取り組みを進めることができます。
「Microsoft for Startups」とは
「Microsoft for Startups」は、全世界140カ国以上に展開されるスタートアップ支援プログラムです。このプログラムは、革新的な技術を持つスタートアップ企業を対象に、マイクロソフトの強力なリソースやテクノロジーへのアクセスを提供し、成長を促進することを目的としています。これにより、CROSS SYNCは自社の技術をさらに洗練させ、急性期医療現場でのデータの利活用を促進することが期待されています。
「iBSEN(イプセン)」の特長
CROSS SYNCが開発した「iBSEN」は、AIを用いた画像解析技術を駆使し、患者の状態をリアルタイムでモニタリングできるシステムです。このシステムは医療現場に存在する多様な医療情報を集約し、解析し、可視化する機能を備えているため、医療従事者は経験や専門知識に依存することなく、高品質の患者評価を行うことができます。
特に重症患者の状態を迅速に見極めることで、未然に急変や死亡のリスクを下げることが可能になります。また、重症病床の稼働効率を高め、医療従事者の負担を軽減することにも寄与します。
CROSS SYNCの背景とビジョン
CROSS SYNCは2019年10月に設立され、横浜市立大学附属病院の医師たちが中心となって運営されています。「ICU Anytime」をビジョンに掲げ、患者の急変を防ぎたいという強い想いから、AIを核としたシステムを開発しています。同社は、新興感染症の拡大や超高齢化に伴う医療半ばの課題に取り組むことで、持続可能な医療体制の構築を目指しています。
未来に向けた取り組み
CROSS SYNCは今後、マイクロソフト社との共同プロモーションや研究開発を通じて、新サービスの開発を進める予定です。また、グローバルネットワークにアクセスすることで、国際的なパートナーシップの構築や海外市場への進出も視野に入れています。
本社がある神奈川県横浜市に拠点を置きながら、医療分野に革新をもたらすことを目指すCROSS SYNCの動きは、今後も注目されることでしょう。テクノロジーの力を借りて、医療現場を変革するその姿勢は、医療の未来に新たな光をもたらす可能性を秘めています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社CROSS SYNC
- 住所
- 神奈川県横浜市金沢区福浦3-9臨床研究棟 A507
- 電話番号
-