ダイバーシティ共創研究所設立
2025-10-30 14:23:22

dentsu Japanと東北大学、ダイバーシティワークモデルの共創研究所設立へ

dentsu Japanと東北大学が共創研究所設立



2025年11月1日、dentsu Japanと東北大学が共同で「dentsu Japan×東北大学 ダイバーシティワークモデル共創研究所」を設置し、ニューロダイバーシティに基づく働き方の社会実装を目指します。本研究所は、企業におけるニューロダイバーシティ(神経多様性)人材の特性を活かした新しい職場モデル「Neuro-Workdesign」を開発するための拠点として機能します。

1. ニューロダイバーシティの重要性



近年注目を集めるニューロダイバーシティは、脳の特性による個人差を「欠如」や「優劣」ではなく、多様性として捉え、理解し合うことが重要視されています。特に、ADHDやASDといった発達特性を持つ人々が、その特性を活かしきれないことが多かった従来型の職場環境も見直される必要があります。本研究所はそうした特性を尊重し、多様な働き方が可能となる社会を創出することを目的としています。

2. 研究所の活動内容



本研究所の主な活動は次の通りです:

1. ニューロダイバーシェントに配慮した働き方のプラットフォームの企画・開発 - ニューロダイバーシェント人材が個々の特性に応じた働き方を実現できるための柔軟な環境を整えます。
2. 組織開発モデルの策定 - 働きづらさを解消し、活躍できる組織づくりを進めます。
3. 実証とモデルの展開 - AIやテクノロジーの領域での実証実験を行い、適応可能なワークモデルを展開します。
4. 地域との連携 - 宮城県仙台市を拠点に、ニューロダイバーシェント人材の活用と産業の成長基盤を築いていきます。

3. 組織体制と設置概要



この研究所は、電通総研の特任教授である尾下充利氏が運営総括責任者を務め、東北大学の小嶋教授が運営支援責任者とします。設置場所は東北大学文科系総合研究棟で、活動は2025年11月1日から2028年10月31日までの期間で行われます。研究所は、実証やモデルの開発を通じて、企業が持つ多様な人材の力を最大限に引き出し、それを社会実装していくことを目指します。

4. 期待される効果



本研究所の設立により、ニューロダイバーシティを尊重した職場環境が整い、発達特性を持つ人材がその能力を存分に発揮することが期待されます。また、公共機関や企業が連携し、持続的な社会の実現に向けた取り組みが進むことで、地域社会全体の活性化にもつながるでしょう。

最後に



この取り組みは、特性の違いを活かした新しい働き方の可能性を探るものであり、ニューロダイバーシティの考え方が広まることで、多様な人が共に働きやすい社会が実現されることを願っています。


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