幻の柚子とチョコ
2021-02-12 19:04:28

静岡県川根本町の幻の柚子を使った新たなスイーツが登場!

幻の柚子とサステイナブルスイーツの誕生



静岡県川根本町で栽培される「幻の柚子」を使った新しいチョコレートスイーツが販売開始されました。このスイーツは、川根本町が抱える様々な社会課題を解決するための一環として開発されたものです。今や人口が減少し、耕作放棄地が増加するこの地域が、柚子を通して再生しようとする試みを体現しています。

幻の柚子とは



「幻の柚子」とは、静岡県川根本町で栽培されている柚子を指します。この地域は風光明媚な朝霧高原の南アルプスの麓に位置し、寒暖差の大きい気候が特徴です。この環境で育成された柚子は、香り高く、果実そのものの味わいが豊かです。

多くの農家が後継者不足や産業の衰退に苦しむ中、町の人々はこの柚子を活用して新たな産業を創出し、地域活性化に努めています。具体的には、この柚子を活用した商品を全国に広めることにより、地域経済の活性化を目指しています。

新しい味わい、柚子のショコラ



今回登場した新商品、柚子のショコラは、まるで小さな柚子を思わせる形をしたチョコレートです。一口頬張ると、やわらかな食感と共に立ち上る柚子の香りが口いっぱいに広がり、心地よい果実感が楽しめます。柚子の酸味と苦味、チョコレートのコクのある甘さが見事に調和し、まさに贅沢な味わいです。

価格は1,850円(税別)で、婦人画報のお取り寄せサイトで購入可能です。

背景にある取り組み



このスイーツの開発は、株式会社Agrinosと洋菓子店「アントワーヌ・カレーム」のコラボレーションによるものです。Agrinosは、耕作放棄地を柚子農地に転換する活動を行っており、地域の再生に寄与しています。

一方、アントワーヌ・カレームは、サステイナブルな素材の使用に取り組む洋菓子店で、双方の理念が融合したことで昨今求められる「食を通じた社会課題の解決」が実現しました。この実現には、カカオ・トレース認証を取得したチョコレートの使用も重要な要素となっています。

地域の未来へ



川根本町は、今後も「幻の柚子」を通じた事業運営に力を入れていき、持続可能な社会の実現に向けて挑戦を続けます。この取り組みが地域全体の活性化につながり、多くの人々に魅力的な仕事や新しい価値を提案できることを期待しています。

「食べること」から様々な社会の問題解決に貢献できるよう、今後の展開にも目が離せません。

会社情報

会社名
株式会社Agrinos
住所
静岡県榛原郡川根本町奥泉392
電話番号
0547-59-3558

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