AI搭載自律移動ロボット「MiR1000」が物流の新たな時代を切り開く

AI搭載自律移動ロボット「MiR1000」の登場



デンマーク・オーデンセのモバイル・インダストリアル・ロボッツ(MiR)社は、自律移動ロボット(AMR)の最新モデル「MiR1000」を発表しました。このロボットは、最大で1000kgの重量物やパレットを運搬できる能力を備えており、物流の最適化に寄与します。さらに、全モデルに業界初となるAI機能を搭載し、ナビゲーション性能を大幅に向上させました。

「MiR1000」の特長



「MiR1000」は、直感的なユーザーインターフェースを備えており、プログラムが容易な点が特徴です。特に、既存の「MiR100」や「MiR200」、「MiR500」などの機種と同様に、様々な生産環境で安全かつ効率的に運用できます。技巧を凝らしたAI機能により、障害物を事前に感知し、適切なルートを選択することが可能です。これにより、混雑した環境でもスムーズな運行が実現します。

業界初のAI機能



「MiR1000」に搭載されたAI機能は、内部物流の自動化をさらに進めることができます。MiR社のCEO、トーマス・ヴィスティ氏によると、企業は変化する顧客ニーズに応じて、より柔軟で効率的な生産設備を必要としているとのことです。「MiR1000」はそんなニーズに対応するために開発されました。

対象企業と応用例



MiR社のロボットは、すでに45カ国以上で400社以上の企業に導入されています。顧客は航空宇宙、自動車産業などの重たい部品の運搬に向けて「MiR1000」の活用を期待しています。既存のフォークリフトや無人搬送車(AGV)とは異なり、「MiR1000」はインフラを変更することなく簡単に導入できるため、多くの現場で受け入れられるでしょう。これにより、企業はコストを抑えつつ、内部物流を効率化することができます。

実際のデモンストレーション



「MiR1000」に興味がある方には、シカゴで開催される『Automate 2019 Show and Conference』のブース7368で実際にその動きを見学することがおすすめです。デモンストレーションでは、ロボットがいかに障害物を回避しつつ自動で荷物を運ぶかを体感することができます。

MiR社の理念と成長



モバイル・インダストリアル・ロボッツ社は、2013年に設立されて以来、急速に成長を遂げています。近年の人手不足やコスト削減の要請に応じて、同社のロボットは数多くの企業で導入され、内部物流の効率を飛躍的に向上させています。MiR社の製品は、企業の持つロボット全体を一元管理できる「MiRFleet」システムとも連携可能で、新たなワークフローの自動化が容易に行えます。

まとめ



「MiR1000」は、AI機能を搭載した初の自律移動ロボットとして、我々の物流の未来を切り開く存在となることでしょう。売上成長率が300パーセントを超える成長を遂げたMiR社は、今後も革新を続け、既存の物流モデルを変革していくことが期待されています。

会社情報

会社名
Mobile Industrial Robots
住所
Emil Neckelmanns Vej 15FDK-5220 Odense SØ
電話番号

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