最新AI技術で魅せるボカロプロジェクト『トパーズ』の新たな展開

2024年10月25日、株式会社ゴンゾ、Studio ENTRE、アニメチェーン、AiHUBの4社が共同で制作したボカロプロジェクト『トパーズ』が、最新のAI技術を駆使したミュージックビデオを公開しました。これはAIシンガーレーベルGEMVOXから誕生したキャラクター「紫門トパーズ」が歌う楽曲「わふ」の日本語と英語版のビデオです。

プロジェクトの背後にある思い

『トパーズ』プロジェクトの製作には、アニメーションの専門家であるゴンゾ、音楽制作に秀でたStudio ENTRE、最先端の生成AI技術を持つアニメチェーン、そしてエンタメ分野に革新をもたらすAoHUBが結集しています。歌声の生成には、日本シンセサイザープロフェッショナルアーツの代表理事である浅田祐介氏がプロデュースを手掛け、プロフェッショナルの技術が投入されています。ビデオは下記のURLからも観覧可能です。

Music Video「わふ」

シリーズ展開と今後の計画

今回のミュージックビデオは、今後のシリーズの第一弾として位置付けられており、10作品以上をリリース予定です。音楽クリエイターが自らの作品を自由に表現できる環境を提供することを目指し、生成AI技術を活用した高品質なビデオの制作を推進していきます。

コメントから垣間見るプロジェクトの熱意

代表各社はこのプロジェクトに対する自信と期待を寄せています。株式会社ゴンゾの石川社長は、「AIシンガー×アニメ生成AI×ブロックチェーンで世界を変えます！」と未来への信念を語ります。また、Studio ENTREの山口社長は、「日本企業がアドバンテージを持つ歌声生成AIによって、ボカロ文化を世界に広める」と主張しています。

浅田祐介氏の感想

音楽プロデューサーの浅田祐介氏は、「AIシンガーを使いこなすことで、自らの表現を広げることができるとワクワクしています」と述べ、技術の進化を前向きに捉えています。

ボカロ文化の未来

新たなエンターテイメント体験を提供する『トパーズ』は、日本独自のボカロ文化にアニメ要素を加え、進化を遂げています。アニメチェーン代表の三瀬氏は、多言語対応の可能性を挙げ、海外展開にも力を入れる考えを示しています。これにより、世界中のファンとの新たな接点が生まれることでしょう。

技術とクリエイターの未来

AiHUBの新井氏は、「日本特有のオタクカルチャーに根差した生成AIを開発しており、アニメ・音楽コンテンツの更なる魅力を引き出す」と力強く述べています。これからの音楽シーンにおいて、新しいエンターテインメントの形が次々と生まれることでしょう。音楽クリエイターのエンパワーメントを通じて、ファンとの距離を縮める活動はまさに新時代への一歩です。