フリー株式会社が手動入力モードを導入
フリー株式会社は、東京を拠点にした企業で、企業向けのクラウド会計サービスを提供しています。最近、同社の会計事務所向け税務申告サービス「freee申告」に新たに「手動入力モード」を導入したことを発表しました。この新機能により、freeeの関連サービスを契約していない顧問先を持つ会計事務所でも、税務申告が可能となります。
新たな選択肢の提供
これまでは、freee会計やfreee人事労務を契約していない顧問先に対して、freee申告を利用することができませんでした。そのため、他の税務ソフトと併用しなければならず、手間がかかっていたのです。しかし、2025年度からは手動入力モードを利用することで、これらの顧問先もfreee申告をスムーズに活用することが可能になります。
この手動入力モードは、特に会計事務所にとって大きな助けとなるでしょう。顧問先によるサービスの使い分けが不要になり、業務の効率化が図れます。また、2026年1月には「freee申告 所得税」の手動入力機能も予定されており、春ごろには法人税の手動入力モードも提供される見込みです。
サポート体制とセミナーの開催
手動入力モードを利用するためには、freee認定アドバイザーであることが条件となり、アドバイザープライム会費、freee申告パック、またはfreee単体税目プランのいずれかに契約が必要です。これにより、導入を検討する会計事務所へのサポート体制が整っています。
さらには、freeeは手動入力モードの導入に伴い、勉強会セミナーを開催することも決定しました。このセミナーは、会計事務所の経営者や担当者を対象とし、オンラインで開催されるため、参加のハードルも低くなっています。無料で参加できるため、今後の業務に役立つ情報を得る良い機会となることでしょう。
クラウド会計の未来
freeeは、「スモールビジネスを、世界の主役に。」というミッションを掲げ、誰もが自由に経営できる統合型経営プラットフォームの構築を目指しています。今後も新たな機能の追加やサービスの向上に努め、利用者の声を反映させた製品を提供していくでしょう。クラウド会計の普及は進んでおり、freeeはその中心的な存在として、今後の動向に注目が集まります。
この機能追加により、freeeはさらなる顧客のニーズに応え、業界全体の大きな変革を促すことが期待されています。私たちがどのようにこの変革に適応していくのか、今後も目が離せません。