株式会社cocoがシリーズAラウンドで約3億円を調達、AI接客プラットフォームの進化へ

企業の成長を支えるAI接客プラットフォーム、coco

株式会社cocoは、東京都渋谷区に本社を置く企業で、店舗向けのAI接客プラットフォーム「coco」を提供しています。最近、同社はシリーズAラウンドにて総額約3億円の第三者割当増資を行い、累計で約6億円の資金調達を実現しました。この資金調達を契機に、cocoはさらなる成長と事業拡大を目指しています。

資金調達の詳細

今回の資金調達は、ファーストライトキャピタル株式会社やサイボウズ株式会社、フリークアウト・ホールディングスなど、6社の企業と個人投資家7名が参加しました。調達した資金は、主に「coco」のセールス体制やカスタマーサクセスの強化、AI技術の活用、そしてプロダクトのアップデートに使用される予定です。これにより、誰でも「地域No.1のお店を作る、AI接客プラットフォーム」へと進化させることを目指します。

「coco」とは何か？

「coco」は、接客業に特化したAIセールスアシスタントとして、24時間365日稼働します。これにより、顧客からの問い合わせをLINEやSMS、eメールなど複数のチャネルで一元管理し、業務の効率化だけでなく売上の増加にも寄与します。特に、高単価な業種での導入が進んでおり、すでに3,000店舗以上が導入しています。

その結果、店舗スタッフと顧客間のコミュニケーションにおける課題を解決し、業界全体でのDX（デジタルトランスフォーメーション）を推進しています。

成功事例と課題

cocoはそのサービス提供に対し、月に1%未満の解約率を達成しており、成功事例として評価されています。また、日本全国で現地の社員による直接サポートを行うことで、ユーザーから高い評価を得ています。しかし、接客業では依然としてたくさんの課題が存在しており、顧客との対話の必要性が増しています。このような課題を解決するためにも、「coco」はさらなる進化を遂げていく必要があります。

生成AIとの相性

「coco」は生成AIとの相性が良く、多くのクライアントが「文章の8割はAIで作成している」と評価しています。この技術を活用し、今後も多機能なAIエージェントを導入することで、顧客体験の向上に努める予定です。

同社はAIを活用した開発やプロダクト実装に関心を持つエンジニアの採用にも注力しており、優秀な人材を求めています。これにより、さらなる技術革新と実用性の向上を図る考えです。