高校生が手掛けた民泊「compass」オープンセレモニーが開催されました

新たな民泊「compass」が泉佐野市に誕生！

2024年12月15日、特定非営利活動法人キリンこども応援団が運営する新たな民泊施設「compass」のオープニングセレモニーが華やかに開催されました。このイベントは、大阪府泉佐野市に位置する同施設の目玉であり、高校生たちが中心となって取り組むプロジェクトにおいて重要なマイルストーンとなりました。

オープニングセレモニーの内容

この日、セレモニーには多くのサポーターやご支援をいただいた皆様が参加し、民泊「compass」のコンセプトやロゴについて説明を受けました。特に注目されたのは、「心満たされる体験」を提供するという施設のテーマです。高校生たちが自ら考えたこのテーマは、あたかも訪れる旅行者が新たな景色を体感する手助けをするかのようです。

空き家から民泊への挑戦

「compass」を立ち上げるキリンのとびら高等部の生徒たちは、空き家を活用した民泊施設を運営するために、約半年間の準備を重ねてきました。彼らはコンセプトの決定に苦労しながらも、一つずつ課題をクリアし、ついにこの日を迎えました。自らの手で作成した動画により、彼らが提供したい体験や泉佐野市の魅力熱を伝える姿は、見る者すべてに感動を与えました。

参加者と交流する子どもたち

セレモニーの中で、フリースクールに通う小中学生たちも参加し、手作りのクッキーと温かい飲み物でゲストをおもてなししました。初めて会う方々との交流に緊張しつつも、サポーターたちとの心暖まるコミュニケーションが行われました。料理や作業を通じて、子どもたちが自信を持って自らの役割を果たす姿は、今後の彼らの成長を予感させるものでした。

地域に根ざした民泊の理念

民泊「compass」の設立背景には、地域の魅力を訪れる人々に伝えたいという願いがあります。学生たちは、訪れた人々が地域の特性を楽しみ、さらに子ども食堂やフリースクールの活動にも参加することで、地域との絆を深めてほしいと考えています。

開業に向けた最後の準備

2025年2月の開業に向けて、民泊「compass」は最終準備の段階に入っています。これからも、彼らは様々な体験を通じて「どのように働くか」や「どのように生きるか」という重要なテーマに向き合い続けていくことでしょう。感謝の気持ちや学びを胸に、訪れるすべての「旅人」との心温まる瞬間を大切にしたいと願っています。