日本初の宿泊業向けWeChatミニプログラム『QRHOTEL』
イー・ビジネスが、宿泊業者向けの新たな接客支援サービス『QRHOTEL』の正式版の提供を開始しました。このサービスは、月間アクティブユーザー数が11億人を超える中国の人気SNS「WeChat」のプラットフォームを活用し、日本の宿泊業界に新たな風を吹き込みます。従来のアプリケーションとは異なり、ダウンロード不要で即座に利用できるミニプログラムが特徴です。
ソーシャルメディア時代のリスクへの対応
近年、利用客の口コミが企業のブランド価値に影響を与えることが増加しています。イー・ビジネスでは、東京海上日動との連携を図り、レピュテーション費用保険を付帯したことで、宿泊業者はクレームや炎上などによる費用損失に対して安心してサービスを展開できるようになりました。この保険は、他者の身体障害やプライバシー侵害に起因するSNS上での炎上を含むさまざまなレピュテーションリスクに対して、最大50万円までを補償します。
利便性を追求した多彩な機能
『QRHOTEL』は、宿泊者に対して多様な便利機能を提供します。
- - ワンクリックWi-Fi: 利用者は、パスワードを入力することなく、簡単にWi-Fiに接続できます。
- - 交通案内: 地図を用いて、宿泊施設周辺の交通情報を簡単に確認でき、タクシー利用時にも役立ちます。
- - 音声通訳機能: 中国語と日本語の自動翻訳により、従業員は日本語のままでスムーズなコミュニケーションが可能です。
- - 施設案内: 館内の施設やサービスについての情報を簡単に更新でき、利用を促進します。
また、オプション機能も充実しており、館内ECや宿泊予約、保険、チケット購入、クーポン券配布など、多様なサービスを選択可能です。
観光立国ニッポンへ向けた取り組み
イー・ビジネスの代表取締役社長、花東江氏は「QRHOTELが日本と中国の人的交流を促進し、お互いの理解を深める手助けをしたい」と語っています。おもてなしの文化を重んじる日本の宿泊業界において、テクノロジーを利用した新しい形の接客が求められる中、QRHOTELはそのニーズに応えるソリューションとして注目されています。
当社は、インバウンド事業者と旅行者をつなげることで、観光立国としての成長に寄与することを目指しています。スマートシティの発展や観光資源の最大化に向けて、さらなるサービスの開発にも取り組んでいきます。
イー・ビジネスについて
2007年に設立されたイー・ビジネスは、中国人のITスペシャリストを中心に高い技術力を誇ります。日本の企業へ新たなITソリューションを提供し、インバウンドビジネスの推進に貢献することを目指しています。「China Value to Japan」をスローガンに、日本企業への支援を続けていく所存です。
日本の宿泊事業者にとって『QRHOTEL』は、確実な収益向上のパートナーとなることでしょう。 この新たなサービスの展開が、国際的な交流と経済発展の架け橋となることを期待しています。