Patentfield株式会社が特別賞「技術新規賞」を受賞
Patentfield株式会社(本社:京都市中京区、共同CEO:村上直也、石津孝祐)が経済産業省とNEDOが主催する「GENIAC-PRIZE」において特別賞「技術新規賞」を受賞したことが発表されました。
この賞は、国内の生成AI基盤モデルの開発力を強化する目的で行われている「GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)」プロジェクトの一環で設立されたものです。特に、官公庁の審査業務の効率化に貢献する生成AIアプリケーションの成果を評価するためのプログラムです。
「GENIAC-PRIZE」とは
「GENIAC-PRIZE」は、NEDOからの懸賞金制度を活用して、生成AIによる問題解決を期待されるテーマに基づいて評価されるものです。特に領域02では、特許審査業務のモデルケースを用いてその効率化が求められました。特許審査官の実地審査が行われ、その結果に基づいて総合的な評価が行われました。
特別賞「技術新規賞」について
特別賞「技術新規賞」は、AI技術の革新や挑戦を行った応募に対して与えられるものであり、Patentfieldが開発したAIシステムがその条件を満たしました。具体的には、特許審査官の思考過程を再現する「特許先行技術調査支援AIシステム」が評価されました。
このシステムは、特許公報や審査基準など、1,000億トークン以上のデータを基に独自に学習した特許特化型モデルを使用しており、特許審査のプロセスをそのまま再現するものです。この技術により、審査官の思考をAIが理解し、より正確な調査を可能にしています。
受賞技術の特長
主な技術的特徴としては、以下のポイントが挙げられます:
- - 教師あり微調整(SFT)により、指示文なしでも機能する「プロンプトレス推論」
- - 審査官の引用実績を教師データとした学習により、情報の照合精度が大幅に向上(Recall@100が42.22%から70.22%に増加)
- - 外部APIを用いない完全ローカルAI構成による高セキュリティと持続可能性
これらの特長は、特許審査業務の効率化だけでなく、今後の特許業務におけるAI技術の実装に大いに貢献することが期待されています。
今後の展望
Patentfieldでは、受賞したシステムで培った技術を、同社の「AI特許総合検索・分析プラットフォーム Patentfield」へ展開することも計画しています。これにより、特許業務のさらなる効率化を図り、将来的には専門性の高い調査業務のサポートを強化することが目指されています。
受賞に対するコメント
受賞に際し、同社の代表は「特許審査は膨大な文献の中から重要な技術の特性を把握する高度な業務です。そのプロセスをAIで再現する挑戦に取り組めたことを嬉しく思います。これからも持続可能で安全な特許審査インフラの構築に貢献する所存です」とのコメントを寄せました。
Patentfield株式会社の紹介
Patentfieldは、8,000万件以上の特許データを生成AIで要約・構造化し、専門的な調査業務の効率を最大80%向上させる「AI特許総合検索・分析プラットフォーム」を提供しています。企業や研究開発の知財戦略を強力に支援するその技術は、今後ますます重要な役割を果たすことでしょう。
公式サイト:
Patentfield
本リリースに関するお問い合わせ
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