絵本『もぐらけんせつあなぐましまいのドーナツトンネル』の魅力
子どもたちに大人気の絵本シリーズ「もぐらけんせつ」に、新作『もぐらけんせつあなぐましまいのドーナツトンネル』が登場しました。今回は、もぐらたちがトンネルを作る物語で、子どもたちが大好きな重機も登場しますので、興味が尽きないこと間違いなしです!
本書では、大人気のあなぐましまいのドーナツを届けるために、もぐらけんせつがトンネル工事を開始します。工事の中では、岩を発破で破砕したり、石や土を運び出すための「ドリルジャンボ」など、様々な重機が登場し、迫力ある作業が繰り広げられます。
トンネル工事の舞台裏
この新作の制作にあたり、古河機械金属株式会社と、その子会社である古河ロックドリル株式会社の協力が得られました。実際に工場で取材を行い、本物のドリルジャンボを目の前にした作者の長崎真悟さんは、その圧倒的なサイズと迫力に驚かされたそうです。ドリルジャンボは全長約16メートルの巨大重機ですから、その感覚は想像以上だったでしょう。
長崎さんは「もぐらは穴掘りが得意で、トンネルは身近な存在だけど、その施工過程はあまり知られていない」と語り、実物を見たことでトンネル工事の大変さを再確認しました。この経験を活かし、迫力満点のイラストが描かれています。
もぐら職人たちの協力
本書に登場するもぐらたちの職人は、協力し合いながら工事を進めていきます。重機の協力もあり、ついにトンネルが貫通する瞬間は読者の心を掴むことでしょう。今回のテーマには、食を通じた物語作りが反映されており、食欲をきっかけに工事が始まるというのもユニークな展開です。
古河ロックドリル株式会社の技術者、池永将己さんは、「普段は見られないトンネル工事の裏側を絵本で知ってもらえる機会が増えた」と嬉しそうに語ります。さらに、彼が日々触れているドリルジャンボが絵本になったことに喜びを感じ、「この絵本を通じて、少しでも建設機械に興味を持ってもらえたら」というメッセージも寄せています。
応援書店とともに
また、本書の発売に合わせて、全国の61の応援書店が協力しています。応援書店では、作者の長崎さんによる直筆ミニ色紙が飾られ、訪れるお客さまを迎えています。各書店から寄せられたコメントでは、「新作はますますパワーアップしている」と評判です。もぐらけんせつシリーズの魅力を再確認できる素敵な機会となっています。
絵本の詳細情報
書名:もぐらけんせつ あなぐましまいのドーナツトンネル
著者:長崎真悟
定価:本体1,400円+税
仕様:A4変型判/32ページ
ISBN:978-4-494-02345-5
発売日:2025年10月29日
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公式サイト
この新作を通じて、子どもたちに建設機械の魅力や、働くことの素晴らしさが伝わることを願っています。物語を楽しみながら、トンネル工事の知識も一緒に学べる一冊です。是非手に取ってご覧ください。