日本初の健康管理スマートリングSOXAI、社債発行での資金調達を実施

SOXAIの挑戦：健康管理用スマートリングと社債発行の新しい形

ヘルステック企業である株式会社SOXAI（ソクサイ）は、最近日本初の健康管理用スマートリング「SOXAI RING」を完成させ、その資金調達の手段として社債発行に踏み切りました。これに伴い、社債発行と購入のプラットフォームを提供するSiiibo証券株式会社の力を借りて、より多くの個人投資家からの資金を集めています。

SOXAIとはどんな企業か

SOXAIは、神奈川県横浜市に本社を構えるヘルステック企業です。2021年に設立され、「テクノロジーで世界中の人々のQoL向上に貢献」というミッションを掲げており、健康とライフスタイルを身近なものにすることを目指しています。特に注目される「SOXAI RING」は、心拍数や血中酸素レベルなどのバイタルサインを測定する機能を日本で初めて搭載し、2022年の販売開始以来、44,000台以上の販売を記録しています。

社債発行の背景と目的

今回の社債発行は、少人数私募社債として行われます。SOXAIは、Siiibo証券の社債専門オンラインプラットフォーム「Siiibo」を利用して、フィンテックの可能性を生かした資金調達に取り組んでいます。社債発行には、従来の株式発行に比べて企業の資本を希薄化させず、一定の信用力を対外的に示せるというメリットがあります。これにより、企業成長のための資金調達が容易になるとともに、投資家にとっても魅力的な投資機会を提供します。

投資家の期待と反応

社債を購入した投資家からは、「リリースされた製品が非常に魅力的で、興味が湧いた」との声や、「将来的な需要の拡大が期待できる」といった市場展望への期待が寄せられています。製品そのものが健康管理の新しい選択肢を提供することから、利用者や事業への共感がどのように資金調達につながったのかが伺えます。また、社債発行で得た資金は、製品開発や製造、マーケティングのために活用される予定です。

企業のコメント

SOXAIの取締役副社長CFOである光頼篤樹氏は、「これまでのエクイティ資金調達から新しい資金調達手法へとシフトしていくことで、持続的な成長を目指す」とコメント。投資家への感謝の意を示しつつ、スマートリングの普及を通じて健康課題解決に取り組むことを誓っています。

一方、Siiibo証券の代表取締役CEOである小村和輝氏も、「社債プラットフォームを通じた資金調達の多様化をうれしく思う」と述べ、SOXAIのスマートリングは新しいヘルスケアのアプローチを提供していると強調しました。