Tailor Appが新たな資金調達で目指す「消費革命」
株式会社Tailor App(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:松村 夏海)は、ライブコマースとデータマーケティングを融合させた新たなビジョンを掲げ、最近、総額3.5億円の資金調達を完了しました。この資金調達は、株式会社ロッテベンチャーズ・ジャパンやセルソース株式会社を引受先とする第三者割当増資と金融機関からの融資によるものです。
資金調達の背景と戦略
テイラーアップは、これまでに「LIVURU」として800本以上のライブ配信を行い、その中で蓄積した独自のノウハウや、SaaSシステム「snsforce」から得られる分析データを基に、新たなプロダクト開発を進めております。この資金は、特に再生医療領域のプロダクト開発に注力するために活用する予定です。テイラーアップは、ブランド体験を大切にし、そのストーリーを消費者に届けるための新たなアプローチを模索しています。
LIVURUとは
LIVURUは、ライブコマースの企画から配信までを一手に引き受けるサービスで、日本国内においては実績本数No.1を誇ります。商品に適したプラットフォームの選定から、キャスティング、台本制作、撮影ディレクションまで行い、低価格で高い効果を提供しています。これは、特に競争が厳しい市場において、企業が顧客の心をつかむための強力なツールとなるでしょう。
snsforceの価値
snsforceは、インスタグラムのダイレクトメッセージを自動送信し、視聴者の行動データを分析することができるSaaSです。視聴者の反響や感情を可視化することで、定量的および定性的な分析が可能になり、効果的な購買導線の構築を支援します。このようなデータドリブンなアプローチが、新しいマーケティング戦略においてますます重要になると考えられます。
投資家からの期待
今回の資金調達には、ロッテベンチャーズの國分丈明社長や澤田貴司取締役が深く関与しています。彼らは、テイラーアップの松村CEOと和田COOとの半年以上の協議を経て、出資を決定しました。松村CEOが掲げる「消費革命を起こし、この日本をもう一度経済大国にする」というビジョンに共感し、共に成長していくことに期待を寄せています。
代表の展望
テイラーアップの松村代表は、「広告でモノが売れなくなっている時代に、新たな価値を見出すために、我々の技術とコンテンツを活用したプロダクト開発を進めたい」と語ります。また、和田COOも「当社独自のアセットを確立し、消費行動を促すためのストーリーを伝えていく」と力強く述べています。
最後に
企業がブランド体験を重視し、テクノロジーを活用することで、新しい消費の流れを生み出す時代が到来しています。テイラーアップは、その最前線で活躍し続けることで、企業と消費者の関係を再構築する可能性を秘めています。この資金調達が、どのような新しい展開を生み出すのか、今後の動きが期待されます。