能登半島の子どもたちが創る希望のガチャ「OHTANI CHARM」

地震と豪雨から生まれた希望のチャーム

能登半島の珠洲市に位置する大谷小中学校では、自然災害の影響を受けた地域の児童たちが自ら立ち上がり、地元の魅力を詰め込んだ商品「OHTANI CHARM」を企画・制作しました。これは、大谷地区の素材を使用した手作り商品のガチャガチャ販売を通じて収益を地域復興に寄付するプロジェクトです。

子どもたちの発想が結実

こちらのプロジェクトは、能登半島地震後の大谷地区の状況を受けて、全校児童生徒がたったの5人となった大谷小中学校の生徒たちによって発案されました。彼らは「私たちにできることは何か？」と考え、地域の魅力を多くの人に伝えるため、ガチャガチャ商品を作ることに決めました。これにより、地域の素材を使った商品を販売し、その収益を地元に寄付する仕組みを考案しました。

地域再生の試み

残念ながら、9月に予定していた販売が、能登豪雨の影響で延期となりました。この豪雨では大規模な土砂災害や浸水が発生し、いまだに断水が続いている地域もあります。そのような中でも、児童たちは明るい表情で製品の制作に励んでいます。「OHTANI CHARM」が多くの人々に届くことを願い、地域の魅力を感じてもらうために努力しています。

10月の販売計画

この思いを受けて、10月23日（水）と24日（木）の2日間、東京都中央区にある日本橋南郵便局で「OHTANI CHARM」の販売が行われます。こちらは、石川県外での初めての販売となります。また、販売初日には東京での修学旅行中の中学3年生が立ち会う予定で、彼らの想いを直接伝える機会にもなるでしょう。

完売の快挙

珠洲市では、すでに10月13日に道の駅での初販売を行いましたが、用意されていた70個がわずか1時間半で完売と大変好評でした。これを受け、東京での販売が実現することとなりました。ぜひこの機会に、OHTANI CHARMを手に取ってみてはいかがでしょうか。

地元の魅力を伝えるプロダクト

「OHTANI CHARM」には、シーグラスや貝殻を使用したアクセサリー、古代米を使った手作り商品、大谷産の揚浜の塩など、地域の特産品が盛り込まれています。全4種類、各500円で販売されるこのプロダクトには、地域を愛する児童たちの思いがたっぷり詰まっています。

「私たちの大谷の魅力が、あなたのお守りになりますように。」という願いを込めた「OHTANI CHARM」。この特別な商品を通じて、ぜひ地域への理解を深めてください。