廃棄農産物を活かすプロジェクトの始まり
福島県郡山市にある飲食店「逸品の店 勇菴」。この店が展開する新たなプロジェクトは、地域の農家から仕入れた廃棄農産物を使って、スープやドレッシングなどの新商品を送り出すというものです。
この取り組みは、2024年7月10日から9月10日まで「CAMPFIRE」でクラウドファンディングを通じて支援を募る形で行われています。プロジェクトの背後には、2023年夏に農家から寄せられた電話がありました。「野菜が十分に育たず、出荷できなくなってしまった」という緊急の声が、矢吹勇逸代表を動かすきっかけとなったのです。
プロジェクトの詳細
このプロジェクトの目標は、廃棄される運命にある農産物を丁寧に買い取り、美味しい加工食品として生まれ変わらせることです。矢吹代表は、「料理人として何か手を差し伸べなければ」との思いから、このプロジェクトを立ち上げました。
行程は、農家から直送される新鮮な野菜をその日のうちに加工し、素材本来の味を最大限に引き出すよう心がけています。圧力鍋などを使用せず、あえて手間と時間をかけた調理法にこだわり、夏野菜、冬野菜に応じた調理法も取り入れています。
商品内容
今回のプロジェクトでは、以下のような商品の提供が予定されています。
- - 季節のスープ(2パック)
- - 季節のドレッシング(2パック)
- - 自家製オリジナルフレッシュトマトソース(1パック)
- - 自家製ビーフシチュー(1パック)
- - 自家製ハンバーグ(1パック)
- - 勇菴オリジナルスペアリブ(1本)
- - 石焼き芋(1本)
- - ティラミス芋ンブラン(1個)
- - ガトーショコラ(1個)
これらの食品は、季節に合わせた新鮮な野菜を使い、手作りで仕上げられています。注目は、全国焼き芋選手権で銅賞を受賞した石焼き芋を使用した「ティラミス芋ンブラン」です。
未来への約束
「未来の子供達のために食を守り、農業を守り、地球を守るプロジェクト」という名称が示す通り、作り手の思いと消費者のつながりを深める意義も込められています。このプロジェクトは、ただの飲食ビジネスに留まらず、地域の農業を支援し、持続可能なライフスタイルを提案する意義のある取り組みです。
クラウドファンディングに参加することで、消費者自身がこのプロジェクトの一端を担い、福島の地産地消を促進することができます。興味のある方は、ぜひプロジェクトの詳細を確認してみてください。
プロジェクト情報
地元農産物を大切にし、愉しみながら食を楽しむこのプロジェクトが、多くの人に支持されることを願っています。