ロッテのガムトレーニングがJ2チームの運動能力向上に貢献!
ロッテが展開する「噛むスポプロジェクト」の一環として、鹿児島ユナイテッドFCと共同で実施されたガム咀嚼トレーニングの効果検証の結果が発表されました。約1年間、選手たちが継続的にガムを噛むトレーニングを行った結果、驚くべき成果が得られたのです。
実証実験:ガムで変わる、身体能力
この実験では、22名の鹿児島ユナイテッドFC選手が参加。1日3回、左右5分ずつを目安にガムを噛むトレーニングを実施しました。トレーニング前後の評価項目は、咬合力、静的バランス、垂直跳びの3つ。その結果、左右の咬合バランスの差が有意に減少。つまり、噛むバランスが改善したということです。さらに、垂直跳びと静的バランスにおいても、有意な向上が確認されました。
専門家も太鼓判!噛むことの重要性
東京歯科大学口腔健康科学講座スポーツ歯学研究室の武田友孝客員教授は、この結果について次のように解説しています。「選手が意識的に左右均等にガムを噛んだことで、咬合バランスが改善されたと考えられます。その結果、身体の重心が安定し、静的バランスが向上したのでしょう。また、瞬発的な動作には咀嚼筋が関与しており、咬合状態の改善が垂直跳びの向上に繋がった可能性があります。」
武田教授は、ガムを噛むトレーニングが、バランス感覚や運動機能の向上、ひいてはパフォーマンス向上に繋がる可能性を示唆しています。けがの予防や試合中のパフォーマンス最大化のためにも、ガムを噛むトレーニングは有効な手段と言えるでしょう。
ガムを噛む、スポーツパフォーマンス向上への効果的な方法
武田教授によると、ガムを噛むことはスポーツパフォーマンス向上に大きく貢献するとのこと。咀嚼筋のトレーニングや噛むバランスの調整により、パフォーマンス向上に繋がるという研究結果も多数発表されています。
ガムトレを行う際には、シュガーレスタイプのガムを選び、口をしっかり閉じて噛むことが大切です。口を閉じる筋肉の運動になり、口呼吸による乾燥を防ぎ、口臭や虫歯などのリスク軽減にも繋がります。
噛むスポプロジェクト:ロッテの取り組み
ロッテは「噛むスポプロジェクト」を通じて、スポーツにおける「噛むこと」の重要性を発信し、アスリートのパフォーマンス向上をサポートしています。様々なスポーツチームやアスリートと連携し、研究、情報発信、噛む力測定、ガム提供など、多角的なアプローチで活動しています。
このプロジェクトは、単なるガムのプロモーションではなく、科学的な根拠に基づいた、アスリートのパフォーマンス向上に貢献する真摯な取り組みと言えるでしょう。
まとめ:ガムで変わる未来
今回の実証実験は、ガムを噛むというシンプルな行為が、スポーツパフォーマンスに大きな影響を与える可能性を示しました。これは、アスリートだけでなく、一般の人々にとっても、健康増進や運動能力向上に繋がる新たな可能性を示唆するものです。ロッテの「噛むスポプロジェクト」による今後の研究成果にも期待しましょう。