『マルクのふしぎなかさ』
2025-04-25 16:26:08

幻想的な物語が広がる絵本『マルクのふしぎなかさ』登場!

絵本『マルクのふしぎなかさ』が新刊として発売



2025年4月25日、株式会社徳間書店から『マルクのふしぎなかさ』がリリースされました。この作品は、ドイツの古都を舞台にした絵本で、美しいイラストレーションとファンタジーの要素が色濃く反映されています。

あらすじと物語の展開



主人公のローズは絵を描くことが大好きですが、特にお母さんの誕生日の絵を上手に描けずに悩んでいました。そんな時、窓の外に現れた不思議な男の子、マルクに誘われ、彼とともに夢の中の冒険へと繰り出します。窓から飛び出したローズは、マルクと一緒に町を探索し、噴水に登ったり、塔を駆け上がったりと、驚きと楽しみのある体験をすることに。

この旅の途中で、彼らの周りにはネコやおもちゃの王様、人魚など、ファンタジックなキャラクターたちが続きます。町の美しい景観の中で、ローズは絵を描くインスピレーションを得ていくのです。この物語は、想像力を駆使し、視覚的にも豊かなイメージを楽しめる作品に仕上がっています。

アートの裏に隠された思い



この絵本の著者、松本猛氏は、国民的画家である東山魁夷に影響を受け、彼の作品に深い感銘を受けたとのこと。若い頃の留学先、ドイツの古都での体験から刺激を受け、それを元に物語が創作されることに。また、絵を担当したたなか鮎子さんは、ドイツでの幼少期を過ごし、ヨーロッパの古い町に住む経験が、作品に生かされています。

松本氏は「妖精が持つ不思議な傘が、古都の魅力を吸収して巨大化する」というアイデアを思いつき、そのビジョンをたなか鮎子さんに託しました。彼女が描く街の細部や文化は、物語に息を吹き込む要素となり、読者を夢の中へ誘います。

原画展とトークイベントの開催情報



この素晴らしい絵本の世界をさらに楽しむために、2025年5月21日から27日まで、ブックハウスカフェでたなか鮎子の原画展が開催されます。また、5月25日には松本猛氏とたなか鮎子氏によるトークイベントも予定されています。こちらは予約制ですので、興味がある方は早めの申し込みが推奨されます。

イベント詳細


  • - 原画展: 2025年5月21日(水)〜5月27日(火)
  • - トークイベント: 2025年5月25日(日)15:00〜16:30
  • - 会場: ブックハウスカフェ(東京都千代田区神田神保町)
  • - 予約: 必要(詳細は公式サイトで確認)

著者のプロフィール



松本 猛


1951年東京生まれ。美術・絵本評論家として活動し、さまざまな著作を持つ。美術館の館長なども歴任し、絵本の重要性を提唱。

たなか 鮎子


福岡生まれ。ロンドン芸術大学を修了後、ヨーロッパで活動を続け、多数の絵本を手掛ける実力派のイラストレーター。

この本を通じて、古都の魅力や、童心に帰るような冒険への誘いを感じられたら幸いです。

書誌情報


  • - タイトル: マルクのふしぎなかさ
  • - : 松本猛
  • - : たなか鮎子
  • - 定価: 1980円(税込)
  • - 発売日: 2025年4月25日(金)
  • - 判型・ページ数: A4判・32ページ
  • - ISBN: 978-4-19-866002-4

詳細な情報は、徳間書店の公式サイトにアクセスしてください。


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会社情報

会社名
株式会社徳間書店
住所
東京都品川区上大崎3-1-1目黒セントラルスクエア
電話番号
03-5403-4300

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