アクティブ・シニアの実態
2015-11-24 17:00:02
「輝ける60代」のリアル調査!アクティブ・シニアの実態とは
アクティブなシニア生活を支える貯蓄と心の若々しさ
最近、あおぞら銀行が実施した「シニアのリアル調査」によれば、60代のシニアたちは堅実な貯蓄意識とアクティブな心を持つことがわかりました。この調査は、55歳から74歳までの男女2,072人を対象にしたもので、彼らの日常生活における金銭感覚や趣味、関係性の実態を探るものです。
貯蓄意識の変化
調査からは、1億円あったら貯蓄や生活費に使いたいと回答した人が31%に達し、前年比で約16%も増加しました。これにより、シニア世代の現実志向が増していることが明らかになりました。一方で「へそくり」の実際の平均額は男女ともに昨年より減少し、女性のへそくり額は男性の約2倍であることも変わらない事実です。特に関東と関西を比較したデータによれば、関東では理想のへそくり額が411万円に対し、実際の金額は120万円でした。
プレゼントへの思い
配偶者へのプレゼントにかける理想額は全体で17,900円に達し、前年比で2,500円増加しましたが、実際にかけた金額は6,700円とあまり変わりありませんでした。シニアたちの心は太っ腹である一方で、現実には慎ましい財政感覚が浮かび上がる結果となっています。
心の若さ
さらに重要なのは、心の若さです。「心の年齢」を実年齢よりも若く感じるシニアは57.7%に上り、52.5%からの増加を示しました。平均して心は実年齢より9歳若いと自己評価しており、体の年齢は年相応ですが、心は生涯現役という意識が見受けられます。
学びたい欲求
学びたいこととして挙がったのが「パソコン」「ガーデニング」「英会話」で、これらを学びたいという意欲は心と体を若返らせる要素とされています。実際、今後学びたいことを持つシニアは、学びたくないと答えた人よりも心も体も若いと感じている割合が高いことが調査からわかりました。
趣味の多様化
趣味に関しては、平均して1人あたり約6種類の趣味やスポーツを持ち、それが心や体の若々しさにつながるという結果も観察されました。最も人気のある趣味は「パソコン」「国内旅行」「読書」であり、シニアたちの活動的な生活の様子を伺わせます。特に多趣味な人は心も体も若く感じる傾向があります。
まとめ
この調査からは、堅実に貯蓄できる一方で、心はアクティブに保つという60代のシニアたちの姿が浮かび上がります。彼らは経済的には現実的であるものの、心の充実感を求めて学びや趣味に積極的に出かけられる、まさに「アクティブ・シニア」という言葉がふさわしいと言えるでしょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社あおぞら銀行
- 住所
- 東京都千代田区九段南1-3-1
- 電話番号
-
03-3263-1111