信州大学発スタートアップ、科学的根拠で発酵食品の魅力を世界へ発信

株式会社HAKKOU JAPAN: 伝統と科学の融合

株式会社HAKKOU JAPANは、2025年7月3日に信州大学発スタートアップとして正式認定された企業です。東京都品川区に本社を置き、長野県松本市に研究拠点を設ける予定です。企業の目標は、日本の伝統的な発酵技術と最新の科学研究を融合させ、健康効果が科学的に証明された発酵食品を国内外に提供することです。

設立の背景

近年、健康志向が高まり、多くの発酵食品に対する関心が寄せられています。しかし、一般的な発酵食品は多くが伝統的な製法に依存しており、その健康効果や機能性についての科学的な検証が不足しているのが現状です。HAKKOU JAPANは、信州大学の分子生命工学研究室での研究成果に基づき、発酵技術の新たな価値を解明し、消費者のニーズに応じた商品開発を目指しています。

私たちの企業ミッションは、「日本が誇る『発酵』の力で『おいしさ』と『健康』を届け、発酵の伝統・文化を次世代へ」です。このミッションを実現するため、HAKKOU JAPANは発酵食品の開発や販売に注力しています。

事業内容と特徴

HAKKOU JAPANは、以下の2つの主な事業を展開します。

1. 自社商品の開発

信州大学の知財を活用した発酵食品ブランドを立ち上げ、美味しさと栄養にこだわった商品を開発します。ECサイトや自社のオンラインショップ、卸売チャネルを通じて商品を販売する予定です。

2. 他社とのコラボレーション

発酵技術を活かしたコラボレーション商品開発や、発酵食品に関する研究を受託し、発酵文化の認知拡大を図ります。また、OEM・研究受託事業を通じてさまざまな企業や地域と連携し、新たな発酵商品の開発を行います。

競合優位性

HAKKOU JAPANの競合優位性は主に3つの特徴から成り立っています。

1. エビデンスに基づく発酵食品の新たな定義
信州大学での研究をもとに、新しい価値や効果を消費者に伝え、発酵食品のリブランディングを行います。

2. サイエンスコミュニケーション
研究者とマーケターが協力し、発酵技術の健康効果をわかりやすく消費者に届けることで、新たな価値を創造します。

3. ニーズドリブンな商品展開
消費者のニーズを反映した商品を共同開発し、地域の発酵食品の活性化を図ります。これにより、国内外への発信も実現します。