コーセー、消費者庁長官表彰を2年連続受賞 - 多様な取組でウェルビーイング向上

コーセー、令和6年度消費者庁長官表彰を2年連続で受賞

株式会社コーセー（本社：東京都中央区、代表取締役社長：小林一俊）は、令和6年度消費者庁が主催する「消費者志向経営優良事例表彰」において、2年連続で「消費者庁長官表彰」を受賞しました。この表彰は、消費者志向経営に取り組む企業を表彰するもので、2018年から実施されています。特に、消費者の意識変革を促進し、ウェルビーイングの向上に繋がる活動が高く評価されました。

受賞の背景

コーセーは、NPO法人と提携し、障がいをお持ちの方を対象としたメイクセミナーを開催するとともに、地域と協力して紫外線対策の啓蒙活動を進めています。こうした多様な消費者への取り組みが評価され、消費者庁長官表彰を獲得しました。特に、「一人ひとりの美しさに寄り添うアダプタビリティ」という理念のもと、脳卒中などによる障がいに配慮したメイクの提案が評価されました。

具体的な取り組み

1. 脳卒中による障がいのある方への支援
コーセーは、NPO法人ドリームと連携し、障がいを持つ方々向けにメイクアップセミナーを実施しています。このセミナーでは、手に不自由さがある方でも扱いやすいメイク技術を紹介し、参加者の意見を取り入れた商品開発も目指しています。

2. 紫外線対策の啓発活動
スポーツチームとの連携により、紫外線対策の重要性を広める活動を行っています。次世代を担う子どもたちを対象にした紫外線対策講座も開催し、健康な肌作りをサポートしています。

3. 持続可能な消費形態の推進
コーセーでは、シーズンを過ぎた商品を割引価格で販売し、その際に環境保護に関するクイズを実施することで、消費者の環境意識を高めています。また、売上の一部は山梨県南アルプス市に寄附され、地域の環境保全活動にも貢献しています。

アダプタビリティの理念

コーセーの「アダプタビリティ」とは、企業として長く顧客に寄り添い続けるために、性別、年齢、国籍、肌の色、価値観といった多様なバックボーンを理解し、それに応じた価値提供を目指す考えです。それにより、消費者一人ひとりが自分らしい選択をできるよう、商品やサービス、コミュニケーション全般で多様性を尊重する取り組みをしています。

今回の受賞は、コーセーが掲げる理念が実を結び、社会に貢献していることの証明といえるでしょう。今後も同社の取り組みに注目が集まります。