オフィス改装の新常識:循環リサイクルの推進
オフィスの再構築や改装時に、次第に関心が高まっているのが循環型リサイクルです。特に、タイルカーペットの廃棄が社会問題となっている中、株式会社リファインバースグループが先駆けて取り組んでいる「水平循環リサイクル」技術が注目を集めています。環境への配慮が強く求められる現代において、オフィスや商業施設での使用済みタイルカーペットが新たな資源として生まれ変わる仕組みを紹介します。
タイルカーペットとリサイクルの現状
タイルカーペットは、繊維と樹脂で構成さ れる複合素材で、その特性から再利用が難しいのが大きな課題です。これまで多くは埋め立て処分されており、環境負荷が懸念されていました。しかし、リファインバースグループは約20年前からこの問題に取り組み、タイルカーペットを再生するための技術を確立しました。これまでに約30万トン(約6,000万㎡)の資源を再循環させることに成功しています。
水平循環リサイクルの仕組み
リファインバースグループは、廃棄されたタイルカーペットを回収し、千葉県内の工場でリサイクルを行っています。具体的には、グループ会社のGMS(ジーエムエス)や認可された産業廃棄物処理業者がタイルカーペットを集め、工場に搬入されます。そこで、タイルカーペットは「リファインパウダー」と呼ばれる再生素材に加工され、新しいタイルカーペットの原料として使われるのです。
このプロセスでは、リファインパウダーを使用することで、従来の新品素材と比較して約96%のCO₂削減効果が見込まれています。そのため、多くの企業がエコオフィスの実現に向けて、リファインパウダーの採用を進めています。
利用を促進する特設ページの公開
今回、リファインバースグループは10月27日より、タイルカーペットの水平循環リサイクルに関する特設ページを開設しました。このページでは、オフィスや商業施設でのリサイクル手法や、実際に取り組んだケースが紹介されています。企業が持続可能な方法で環境保護に貢献するため、わかりやすく情報がまとめられています。
特設ページは以下からアクセスできます:https://r-inverse.com/ctr-lp/
リファインバースグループの今後の展望
リファインバースグループは、循環型経済を実現するために、今後も新たな素材の再生と開発に取り組んでいく方針です。廃漁網やエアバッグから高品質なリサイクルナイロンペレット「REAMIDE」を生み出す事業に加え、最近では鳥の羽根を原料にした新たなバイオ素材「ReFEZER」の開発にも力を入れています。環境に優しい未来の実現に向け、さまざまな革新を続けています。
リファインバースグループのウェブサイトでは、さらに詳しい情報や取り組み内容を確認することができます。
企業HP:
リファインバースグループ
私たち一人ひとりが環境への意識を高め、オフィス改装を通して循環型社会の実現に貢献していけることを願っています。