三菱電機株式会社が国際的な非政府団体CDPによる2024年の「サプライヤー・エンゲージメント評価」で最高評価を受け、5年連続で「SEAリーダーボード」に選ばれました。これは835社中上位にランクされることを意味し、企業の気候変動に対するサプライチェーン全体での取り組みが高く評価された結果です。
CDPは企業の環境に対する取り組みを調査し評価する国際NGOで、特にサステナブルな施策や活動を評価するところに力を入れています。この評価は特にサプライヤーとの協働状況に重きを置いており、温室効果ガス排出量やバリューチェーンの影響をいかに管理するかがポイントです。三菱電機はこの評価において、サプライヤーとの関係構築を深め、持続可能な環境を目指します。
三菱電機の環境への姿勢は、その「環境ビジョン2050」にも表れています。このビジョンでは、2030年度までに工場・オフィスからの温室効果ガス排出量を実質ゼロにすると同時に、2050年度までにはバリューチェーン全体を対象とする目標が掲げられています。このような取り組みを通じて、企業の活動が持続可能な社会の実現に寄与することを目指しています。
これまでのCDPの「Aリスト企業」への選定や、気候変動及び水セキュリティにおける評価とも合わせて、三菱電機は積極的な環境戦略を示しています。その一環として、バリューチェーン全体での環境負荷低減に努めるとともに、エネルギー効率を高めた製品やシステムの開発を行い、社会インフラの構築にも寄与していく考えです。
さらに、三菱電機はデジタル基盤「Serendie®」を用いて、データを分析し、各プロジェクトに新たな価値を生み出しています。この取り組みは、社会的な課題解決に寄与すると同時に、顧客とのより良い関係性を構築することにつながります。1921年に設立された三菱電機は、現在までの100年以上にわたり、様々な事業を展開し続けています。これには社会システム、エネルギー関連、防衛と宇宙関連、FAシステム、自動車機器、ビルシステム、空調、家電、デジタル革新、半導体・デバイスなど多岐にわたります。
将来的には、持続可能なことで企業成長を続けるため、三菱電機は国際的な評価機関からも高く評価される企業であり続けることが求められます。環境問題がますます重要視される中、三菱電機のビジョンと行動が果たす役割はますます大きくなっていくことでしょう。私たちの未来のために、企業として何ができるのかを考え、行動していく姿勢が期待されています。