OUI Inc.の医療支援
2021-01-14 10:05:03
OUI Inc.がIFCのTechEmergeに選出、東アフリカで医療支援を推進
OUI Inc.が国際金融公社のTechEmergeに選出
日本の医療スタートアップOUI Inc.が、国際金融公社(IFC)が主催するTechEmerge Health East Africaに選ばれました。このプログラムは、東アフリカの医療機関とテクノロジー企業との連携を促進し、実践的な医療ソリューションを実現することを目指しています。
TechEmerge Health East Africaの概要
国際金融公社(IFC)は世界銀行グループの一部として、途上国における民間セクターの発展を主な目的とした国際開発機関です。TechEmerge Health East Africaは、世界中の医療技術企業と東アフリカ(ケニア、ウガンダ、エチオピア)の主要なヘルスケアプロバイダーとのマッチングを行い、パイロットプロジェクトを支援します。このプログラムの目的は、最新の技術を導入することで東アフリカの医療サービスを向上させることです。
OUI Inc.は、415件の応募があった中から選ばれた11か国の17企業の1つとして、提案した20のパイロットプロジェクトがIFCから支援を受けることになります。特に注目すべきは、OUI Inc.が日本企業として唯一選ばれたという点です。
OUI Inc.とSmart Eye Camera(SEC)
OUI Inc.は、慶應義塾大学医学部の眼科医によって2016年に設立された企業で、医療の成長をミッションとしています。特に注目されるのが、iPhoneアタッチメント型の医療機器「Smart Eye Camera(SEC)」です。この医療機器は、電源がない地域でも眼科診療を可能にし、医療の普及に貢献しています。
現在、世界には約3,600万人の失明者が存在し、2050年には1億2,000万人に達する見込みです。OUI Inc.は、効果的な医療支援を通じて、失明人口を2025年までに50%削減することを目指しています。特に開発途上国では、白内障により多くの人が視力を失っていますが、SECを使用することで、より迅速かつ的確な診断が可能になります。
今後の展望
国際金融公社からの支援を受け、OUI Inc.は現地の医療機関と協力して新たな医療サービスを展開します。この取り組みによって、技術の進歩がもたらす医療の質向上が期待されており、特に東アフリカの地域にとっては大きなメリットとなるでしょう。OUI Inc.は、医師のアイデアを基にした医薬品や医療機器の開発を続け、高度な医療サービスを社会に提供し続ける企業として注目されています。
OUI Inc.の公式サイトには、具体的なプロジェクトの詳細情報や企業理念が掲載されています。今後の活動に大きな期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社OUI
- 住所
- 東京都港区南青山2-2-8 DFビル 510
- 電話番号
-
050-3554-3339