農林中央金庫、WalkMe導入による業務変革
日本の農業と水産業を支えるために設立された農林中央金庫。近年、同金庫はデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に注力し、業務効率の改善に挑んでいます。その一環として、WalkMeを導入し、システム投資が実際の業務成果にどのようにつながるかを実現しています。
WalkMeとは何か?
WalkMeは、企業のデジタルツールの使用を支援するソリューションで、実際のユーザー行動に基づいたインターフェースガイダンスを提供します。このシステムを利用することで、ユーザーは操作方法を学びやすくなり、自己解決力が向上します。
農林中央金庫では、ServiceNowを全社導入する際にWalkMeを取り入れました。これにより、従業員はマニュアルに頼ることなく、システムを自然に使いこなすことができるようになります。具体的には、年間で4,409時間の業務削減効果が見込まれています。
システムの導入成果
WalkMeを通じたこのプロジェクトは、農林中央金庫の7000名以上の従業員に影響を与えています。SystemNowの導入とともに、Box、SharePoint、SAP Concurなどのシステムにも順次展開され、ユーザーからの問い合わせ数も大幅に減少しました。
特に年末調整の時期に問い合わせが多かったCOMPANYシステムにおいては、問い合わせ件数を3分の1に削減することができました。これは、WalkMeが突発的なUIの変更にも迅速に対応できる機能を有しているからです。
社内コミュニケーションの変革
また、このシステム導入は社内コミュニケーションの促進にも寄与しています。役員メッセージの表示機能を利用し、短期間で情報を届ける手段としても機能しました。その結果、職員の50%近くがWalkMeを通じて記事を閲覧しました。
未来への期待
農林中央金庫はこうした取り組みを通じて、AIとデジタルアシスタントプラットフォーム(DAP)を組み合わせた新たな価値の創造にも注目しています。さらに、WalkMeを通じて業務とシステムの融合が進むことで、将来的には「システムが人の業務に寄り添う」形での業務遂行が当たり前となることが期待されています。
コメント
農林中央金庫の執行役員、半場雄二氏は「現場がシステムを使いこなすためにはUIが非常に重要である」と述べています。また、WalkMeの代表、野田亮氏は「農林中央金庫での取り組みは、AI投資をビジネス成果に結びつける好例」と評価しています。
農林中央金庫とWalkMeの重要性
農林中央金庫は、1923年に設立されて以来、農業と水産業を支える金融機関としての役割を果たしています。WalkMeもまた、企業がデジタル時代で成功を収めるための重要な要素となっています。これからもこうした取り組みが、農林水産業の未来に大きな影響を与えることが期待されています。