電通デジタルとセガXDが新たな顧客体験を提供するクリエイティブチーム「Engage Guild」を結成

電通デジタルとセガXD、顧客体験の新たな地平を切り開く

最近、株式会社電通デジタルと株式会社セガエックスディー（セガXD）が、業務提携を結び、顧客エンゲージメントを強化するためのクリエイティブチーム「Engage Guild」を発足したことが発表されました。これにより、両社の持つ専門性を結集し、生活者にとってユニークな体験を設計することを目指しています。

新たな顧客エンゲージメントの必要性

デジタル化が進展する中、企業は生活者とのコミュニケーションを一層深化させています。近年、1stパーティデータやAIを効果的に活用したCRM施策や広告が一般化していますが、このような環境では、単に伝えるだけではなく、どのようにして体験を差別化し、一人ひとりの生活者に特別な体験を提供できるかが重要な課題となっています。

その中で注目されているのが「ゲーミフィケーション」です。ゲームの要素を非ゲーム分野に応用することで、ユーザーのモチベーションを引き出し、より魅力的な体験を生み出す手法です。世界のさまざまな産業でその活用が進む中、日本市場の拡大も期待されています。

Engage Guildの役割と構成

「Engage Guild」は、電通デジタルとセガXDの強みを活かし、企業のエンゲージメント施策を高めるためのチームです。2019年7月から続く両社の協力関係を踏まえ、新規事業の立ち上げとアプリ開発を行なってきました。その成果として新しいチームの設立が実現したのです。

このチームでは、電通デジタルのデジタルマーケティングやブランディングに関する専門性と、セガXDのゲーム開発における「人を動かす仕掛け」に関する知識を結合し、一層の企業成長を支援します。

提供するソリューション

「Engage Guild」が提案するソリューションは多岐にわたります。ブランドの特性を活かしたエンゲージメント施策を幅広く展開し、ゲームのメカニズムを活用して顧客に新しい体験を提供します。具体的には以下のような施策を予定しています：

- セグメント配信を超えた体験アイデアの開発
- LINEや自社アプリにおける体験アイデアの構築
- ポイントシステムや報酬制度を活用した顧客ロイヤルティの向上
- 社内研修や従業員育成プログラムのゲーム化による学習効果の向上

チームの主要メンバー

このチームは、電通デジタルのCXクリエイティブ専門家と、セガXDのブランドマネジメントの専門家から構成されます。共同代表には、セガXDの取締役 COO 伊藤真人氏と、電通デジタルのエグゼクティブディレクター潮田健一郎氏が名を連ねます。

セガエックスディーについて

セガXDは、2016年設立のゲーミフィケーションカンパニーで、技術やデザイン、AR/VRなどの最新技術を駆使し、社会の様々な課題解決に取り組んでいます。彼らのホームページによれば、人々の感情を動かし、エクスペリエンスデザインやマーケティングプラットフォームを展開することを重視しています。

電通デジタルについて

電通デジタルは、日本のデジタルマーケティングのリーディングカンパニーです。彼らは「人の心を動かし、価値を創造し、世界のあり方を変える。」という目的のもと、企業の成長を支援し、トランスフォーメーションを実現しています。

今後、「Engage Guild」が創出する新しい顧客体験に期待が寄せられています。彼らの取り組みは、さらなるイノベーションを引き起こすことでしょう。