静岡サレジオが日本初の幼小中高一貫IB認定校に認定される

静岡サレジオが国際バカロレア認定校に

静岡市に位置する私立校、静岡サレジオがついに日本で初めての幼稚園から高校までの一貫した国際バカロレア（IB）認定校に認定されました。この認定は、世界的に通用する学びを提供する大きな一歩となります。静岡サレジオでは、幼稚園から高校までの教育が国際バカロレアの理念に基づき、一貫して行われることが特徴です。

国際バカロレアの概要

国際バカロレア（IB）は、1968年にスイスのジュネーブに本部を置く国際バカロレア機構によって開始された、国際的に統一された教育プログラムです。生徒たちに、世界の複雑性を理解し、その対処能力を育てることを目的に設計されています。また、IBは国際的な大学入学資格を持っており、世界159カ国以上の約5,400校で実施されています。

このプログラムの主な目的は、グローバルに通用する教育を提供し、生徒が大学進学の道を確保できるようにすることです。日本国内でも文部科学省が国際人材育成を目指し、2022年度の間に200校以上の国際バカロレア認定校を設定することを目標にしています。

静岡サレジオの教育プログラム

静岡サレジオでは、各段階において異なる教育プログラムを提供しています。2020年には幼稚園から小学校4年生までのPYP（プライマリーヤーズプログラム）認定を受け、2022年には小学校5年生から中学校2年生までのMYP（ミドルヤーズプログラム）認定を獲得しました。また、高校段階ではDP（ディプロマプログラム）も認定され、3歳から18歳までの一貫教育システムが整いました。

この認定により、サレジオの生徒は幼稚園から高校までを通じて、国際バカロレアの理念のもとで教育を受けられるのです。

IBプログラムの特徴

1. 一貫した教育システム
静岡サレジオは日本初の幼稚園から高校までつながる教育プログラムとして公式に認定されました。

2. フル・ディプロマ取得可能
国際バカロレアのフル・ディプロマを高校で取得することができ、これにより国内外の大学への進学がスムーズになります。

3. 英語力の育成
* IBプログラムでは通常の日本の教育では不足しがちな英語に関する思考力と表現力を育成します。小学校から高校までの癖のないカリキュラムで、継続的に英語力が養われるため、大学入試にも直結します。

教育の新たな枠組み

全ての教員が言語教育についての理解を持ち、知識を共有し、相互協力ツールとして英語を使いこなすことで、生徒たちに多様な視点を提供します。教育においては、文系・理系を問わないバランスの取れた学びが進められ、進学後の選択肢が広がることが期待されています。

今後の展望

静岡サレジオの国際バカロレア認定校としての取り組みは、今後さらに拡充されると予想され、他の学校にも影響を及ぼすことでしょう。世代を超えた教育の流れを体感し、国際的な人材としての自覚を持った生徒たちが未来の社会で活躍することを願っています。さらに詳細を知りたい方は、静岡サレジオの公式サイトをご覧ください。