コーナンの自動運転実証
2025-08-29 10:57:45

コーナンが自動運転トラックで幹線輸送実証を開始。2050年に向けた新たな一歩

自動運転と物流の未来を切り開くコーナン商事の実証実験



ホームセンター「コーナン」で展開する商品の幹線輸送において、コーナン商事株式会社(本社:大阪市淀川区)と株式会社T2(本社:東京都千代田区)が共同で、2025年9月より自動運転トラックによる輸送実証を実施することが発表されました。このプロジェクトは、物流業界が抱えるドライバー不足の問題に立ち向かう新たな試みです。

2024年問題が引き起こす課題



現在、物流業界は「2024年問題」と呼ばれるトラックドライバーの不足が予測されています。この問題を解決するために、コーナン商事は効率的な輸送方法を模索し、自動化機器の導入や新たな輸送手段を検討してきました。特に、長距離輸送が求められる関西から関東への物流は非常に重要であり、その実現には新しい技術の導入が欠かせません。

自動運転トラックによる新たな挑戦



T2は2027年を目指しレベル4自動運転トラックによる幹線輸送を開始することを計画しています。今回の実証実験は、その準備として重要な意味を持ちます。コーナン商事が持つさまざまな商品、特に自社ブランドの工具や家庭雑貨品を幹線輸送することで、技術面や運用面でのデータを収集し、持続可能な物流体制の構築を目指します。

実証実験の具体的な内容



実証実験は、コーナン商事の貝塚流通センター(大阪府)と川崎ベイ流通センター(神奈川県)を結ぶ高速道路上において、2025年9月18日から4回の運行を予定しています。この実験では、T2の提供するレベル2の自動運転トラックを使用し、すべての運行に現役のドライバーが乗車して実施されます。これによって、自動運転の走行ルート、リードタイム、そしてオペレーションパターンの有効性を検証します。

未来の物流を見据えた取組



この取り組みは、物流の効率化だけでなく、自動運転技術の進展を促進するものです。コーナン商事とT2は、今後の展開に向けてこの実証から得られるデータを分析し、さらなる自動運転システムの発展につなげていく考えです。ドライバー不足が深刻化する中で、どのようにして物流を持続可能なものにしていくのか、この実証実験の結果が注目されます。

会社概要



コーナン商事株式会社

  • - 本社所在地: 大阪府大阪市淀川区西宮原2丁目2番17号
  • - 代表者: 疋田 直太郎(代表取締役社長)
  • - 設立: 1978年9月20日
  • - 事業内容: ホームセンター事業、建築職人向け小売業および卸売業
  • - 企業サイト: コーナン商事

株式会社T2

  • - 本社所在地: 東京都千代田区内幸町二丁目2番3号日比谷国際ビル1階
  • - 代表者: 熊部 雅友(代表取締役 CEO)
  • - 設立: 2022年8月30日
  • - 事業内容: 自動運転システムの開発、自動運転トラックによる幹線輸送サービス
  • - 企業サイト: T2

この実証実験を通じて、未来の物流の姿を垣間見ることができるでしょう。期待が高まります。


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会社情報

会社名
株式会社T2
住所
東京都千代田区内幸町2-2-3日比谷国際ビル 1階
電話番号

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