ENEOS Xploraの2025年年頭挨拶
明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。ENEOS Xploraの新社長、中原俊也が2025年を迎えるにあたり、社員に向けて年頭挨拶を行いました。今回はその内容をお伝えします。
1. 社名変更の意義
まず、2025年1月1日より正式に社名が「ENEOS Xplora」となることが発表されました。この新社名は、当社が注力してきた「Exploration」(資源の探求)に基づいています。しかしそれだけではありません。無限の可能性、未来への革新、未知への挑戦といった当社の傾向を込めて名付けられました。この屋号のもと、エネルギーの安定供給を果たすとともに、カーボンニュートラルの流れのなかで、新しい社会的価値を生み出していくことを目指します。
2. 各事業の展望
今年は、各事業のさらなる発展に向けた具体的な取り組みが進められます。たとえば、昨年、ベトナムでは2.5億バレルの原油生産を達成し、これは大きなマイルストーンです。この成果を踏まえ、マレーシアにおいては、既存のSK10鉱区の開発の他、CCS技術を利用した新たなプロジェクトである「BIGSTプロジェクト」にも取り組んでいきます。
インドネシアでは、「UCCプロジェクト」のFID(最終投資決定)を取得し、パプアニューギニアにおいても新たなガス田からの生産開始の報告があります。これらのプロジェクトは、当社のキャッシュフローを大幅に改善する要素となるでしょう。そして国内の中条事業所でも、水溶性ガスやヨードの生産を拡大し、継続的な利益を生み出す体制の確立を目指しています。
さらに、米国のPetra Nova CCUSプロジェクトでは年間100万トン以上のCO₂を貯留することを目指し、環境への配慮を行いながら活動していきます。
3. 企業運営の基盤
中原社長は、企業活動の根本的な部分として「HSE」(健康、安全、環境)と「コンプライアンス」の重要性を挙げ、それらに力を注いでいく意志を表明しました。全社員、パートナー、そのご家族の皆様の健康と発展を願う姿勢は、今後の活動においても貫かれるでしょう。
中原社長の言葉には、「SAFETY Starts With Me!」というメッセージが強調されています。これは安全な働き方が個々の責任であることを示しており、全社員がその意識を持つことが求められています。
ENEOS Xploraには今年、さまざまな挑戦が待っていますが、その一つ一つに取り組みながら持続可能な社会の実現を目指す姿勢が感じられました。新しい年のスタートとともに、新たな歩みを進めるENEOS Xploraに期待が寄せられます。